「竜の道」と「ウロボロス」を徹底比較!登場人物・あらすじ似てる?
2020年7月にスタートするドラマ『竜の道』のあらすじやキャストが発表されましたが、その内容が『ウロボロス』に「似てる」「ソックリ」などと話題になっています。
本当に『竜の道』と『ウロボロス』は、似ているのでしょうか?
そこで今回は、『竜の道』と『ウロボロス』の共通点や違いを徹底比較していきます。
ドラマ「竜の道」と「ウロボロス」は似ているか比較
まずは、2つのストーリーのあらすじを確認していきます。
あらすじ
「竜の道」あらすじ
見た目が瓜二つの双子の竜一(玉木宏)と竜二(高橋一生)は、生まれてすぐに運送会社を営む夫婦に引き取られた。その後、夫婦の間に女の子が生まれ美佐(松本穂香)と名付け5人仲良く暮らしていた。
しかし、双子が15歳の時に、霧島源平(遠藤憲一)が社長を務めるキリシマ運送の強引な乗っ取りに合い、吉江夫妻は多額の借金を背負ってしまい自殺してしまう。
美佐から実の両親を奪った霧島源平を恨む双子は、いつか必ず復讐してやると心に誓う。
7年後、竜一は顔を整形し斎藤一成という別人になって、持ち前の頭脳と度胸で裏社会に潜入し、大金を手にしていく。
一方、竜二は運輸省に入省し、エリートとなっていた。
正反対の人生を歩む二人だが、目的はただ1つ“霧島源平が率いるキリシマ運送”を潰すこと。
強い絆で結ばれた二人は、コインの裏表のように表社会と裏社会で暗躍し、波乱万丈の復讐劇を繰り広げていく。
ドラマ『竜の道』のキャスト・相関図は⇒こちら
「ウロボロス」あらすじ
児童養護施設「まほろば」で育った龍崎イクオ(生田斗真)と段野竜哉(小栗旬)。2人には壮絶な過去がった。
幼い頃、育ての親のように面倒を見てくれていた施設職員の「結子先生(広末涼子)」が何者かに殺害されるという事件が起こった。
犯人の目撃情報を2人は警察に証言するが、腕に“金時計”をした警察官に、内容を話さないように脅され、事件そのものを隠蔽されてしまう。
愛する人の死を隠蔽した「金時計の男」と「警察組織」に復讐を誓った二人は、表と裏の道へそれぞれ進む。
20年たち、イクオは刑事となり、新宿第二警察署刑事課になった。
一方、竜哉は頭脳を生かし極道の道へ進み、松江組の幹部として闇社会でのし上がっていった。
憎むべき因縁の男の情報は、警察組織の人間であること、格界の大物が名を連ねる“金時計組”の一員であることだけ。
二人は日々の生活の中で、情報をやりとりし、真犯人を追い詰めていく。
「竜の道」と「ウロボロス」の共通点
共通点①主人公
竜の道 |
ウロボロス |
捨て子で養父母に育てられる。 | 養護施設で兄弟のように育てられる。 |
兄・矢端竜一 演・玉木宏 裏社会に潜入しヤクザを利用し暗躍 |
龍崎イクオ 演・生田斗真 刑事(新宿第二警察署刑事課) |
弟・矢端竜二 演・高橋一生 運輸省のエリート官僚 |
段野竜哉 演・小栗旬 暴力団・松江組の幹部 |
「竜の道」と「ウロボロス」の主人公が 男兄弟であり、二人は表社会と裏社会という正反対の立場から、お互いを信じ 復讐劇を行っていきます。
どちらも兄弟に名前に、 “竜”と“龍”の漢字が入っているとこも類似しており、実の両親が居ないことも共通しています。
共通点②ヒロイン
竜の道 | ウロボロス |
吉江美佐 演・松本穂香 |
結子先生 |
・双子の血の繋がらない大切な妹 ・竜二は妹以上の感情を抱いている |
・施設の先生 ・二人が家族のように慕っていた。 |
ヒロインは、兄弟にとって大切な存在であり、復讐者によって幸せな生活が奪われたり、亡くなったりしていることも共通しています。
共通点③復讐相手
竜の道 | ウロボロス |
霧島源平 演・遠藤憲一 |
金時計の男 |
強引な手法で養父母の会社を乗っ取り自殺に追い込んだ。 | 結子先生を殺害事件をもみ消したとされる警察組織の人物。 |
どちらも、大切な人の死に関わった人物が兄弟の復讐の標的となっています。
「竜の道」は、政財界の闇、「ウロボロス」は警察組織の闇を描いており、大きな組織に挑んでいくというのも似ていますね。
原作はどちらが先に書かれた?
ここまでソックリな「竜の道」と「ウロボロス」ですが、原作はどちらが先に書かれたものなのでしょう。
竜の道 | ウロボロス |
◆2011年4月 ・上巻・下巻・昇竜編 ・作者が亡くなったため未完 |
◆2009年3月~ ・週刊コミックバンチにて連載 |
先に刊行されたのは、「ウロボロス」のようですが、どちらが先に執筆を開始したかは不明です。
構想年数を考えると「パクリ」というのは、なさそうです。
また「竜の道」の原作者である白川道さんは亡くなっており、結末は全然違うものになっていた可能性もあります。
類似点は多いものの、「竜の道」はハードボイルドな社会派サスペンス、「ウロボロス」は法で裁ききれない事件や警察の内部を扱ったクライムサスペンスとなっており、違った魅力があります。
■原作 小説『竜の道』のあらすじ・ネタバレは⇒こちら
最後に
「竜の道」と「ウロボロス」は、たしかに設定はよく似ており共通点も多かったです。
しかし、「竜の道」は結末が分かっていませんので、ドラマでは「ウロボロス」とは違ったオリジナリティーを出していくのではないでしょうか。
どちらも見ごたえのある作品であることは間違いないので、楽しみにしたいと思います。
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