『リカ~リバース~』相関図・キャストと原作ネタバレ

ドラマ

最恐のストーカー“リカ”の少女時代を描いた『リカ~リバース~』が、高岡早紀さん主演で3月20日(土)に放送されます。“リカ”は、なぜ愛を渇望する純愛モンスター化したのか?その誕生の秘密が明かされます。そこで今回は『リカ~リバース~』のキャスト・相関図と原作ネタバレをご紹介いたします。

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『リカ~リバース~』相関図

『リカ~リバース~』キャスト一覧

雨宮麗美
演・高岡早紀
双子の娘を持つ自称28歳の専業主婦。近所からも優しく美しい完璧な母親と思われている。理想の愛を手にいれようとするが、次第にコンプレックスに悩むようになり…。

雨宮武士
演・小田井涼平
麗美の夫で、院長としてクリニックを経営している外科医。45歳。明るく気さくでオシャレで男前。双子の娘と妻を愛し良き夫・父親に見えるが、女好きで浮気グセがる。患者を理由に女性との逢瀬を繰り返している。

雨宮梨花
演・田辺桃子
麗美の娘で双子の姉。15歳。フランス人形のような華やかな容姿を持つ。才色兼備で妹の憧れの存在であることを自覚し女王様のように振る舞う。家庭教師の宗像に恋心を抱くが、彼女がいるこに気づいて…。
雨宮結花
演・山口まゆ
麗美の娘で双子の妹。15歳。日本人形のような控え目な美しさを持ち、性格も大人しく、いつも梨花の影に隠れるようにいる。梨花を尊敬し「お姉さまのようになりたい」と思っている。家庭教師の宗像に好意を持っているが、梨花にかなうはずがないと思い恋心を隠している。

宗像 忍
演・浅香航大
地方から上京し医学部に通う大学 3年生23歳。雨宮家の双子の娘の家庭教師。会話講師・千尋が恋人だが周囲には秘密にしている。梨花と結花から思いを寄せられているが、母・麗美からも特別な感情を持たれていると知り…。

千尋
演・阿部純子
双子の英会話の教師。宗像と密かに交際している。明るい美人で幸子と仲良くなる。

花村幸子
演・福田麻由子
雨宮家に雇われることになった新米家政婦22歳。長野の田舎から家族を養うために上京し、家政婦協会の中でもお金持ちと評判の雨宮家に派遣される。華やかな雨宮家で働けることを喜んでいたが、次第に雨宮家の嘘に気がついていく。

桑原清美
演・峯村リエ
家政婦協会の幸子の先輩。

映画『リカ』キャスト・相関図と原作ネタバレは⇒こちら


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『リカ~リバース~』あらすじ

東京の高級住宅地、広尾にある豪邸・雨宮家。この家の美しく華麗な主婦、麗美(高岡早紀)は、新しく家政婦協会から派遣されてきた花村幸子(福田麻由子)を笑顔で迎え入れた。「――雨宮麗美、28歳です」その言葉に、幸子は一瞬戸惑った。彼女は20代には見えなかったからだ。冗談よと艶然と微笑む麗美。幸子は、こんな裕福な家に住み込みで働ける幸運に胸を高鳴らせていた。麗美の夫・武士(小田井涼平)は、もともと麗美の祖父から継いだ麻布のクリニックを経営する外科医。ハンサムでお洒落で自慢の夫であり父だった。そして、二卵性双生児である梨花(田辺桃子)と結花(山口まゆ)の姉妹。姉の梨花は、まるでフランス人形のような華やかさを、妹の結花は日本人形のような慎ましさを持った、太陽と月のような美しい姉妹だった。性格もまったくの真逆で、姉の梨花は女王様のように気が強く、幸子のこともまるで家来のように扱う。大人にも甘え上手で積極的な梨花は、武士のお気に入りだった。逆に、妹の結花は物静かで、おとなしく内向的な性格。いつも姉の側に控え、姉の言うことに従っていた。二人の家庭教師の宗像(浅香航大)は、すらっと背の高い大学医学部の学生で、二人は彼に憧れを抱いているよう。英会話の先生の千尋(阿部純子)は、明るい美人で、歳の近い幸子とはすぐに仲良くなった。幸子が雨宮家になじみ始めたある日のこと。結婚記念日のその日、麗美は「今日は、私が作るわ」とキッチンに立った。麗美の得意料理は、ミートソース。上機嫌で鍋をかき混ぜていた麗美だったが、あることをきっかけにその表情が豹変する――。麗美には、隠された哀しく激しい素顔があるのだった…。

『リカ~リバース~』原作の結末ネタバレ

『リカ~リバース~』は、五十嵐貴久さんによるリカシリーズ5部作のなかの3作目『リバース』が原作を基に制作されています。『リカ』シリーズは時系列がバラバラで出版されていますが、それぞれの作品を読んだ後、改めて時系列で読むと、伏線が回収されていくのでより楽しめます。

『リカ』シリーズの小説の時系列は以下の通り。

1.リバース(2021年ドラマ化)
2.リハーサル(2019年ドラマ化)
3.リカ(2019年ドラマ化)
4.リターン
5.リメンバー

原作の『リカ~リバース~』では、ドラマとは少し設定が違い、幼少期に両親を亡くし身寄りのない幸子が、育ての親である新婦に手紙を書くところから始まります。

幸子が働くことになった雨宮家は、医院を経営する明るいイケメンの外科医の旦那と、モデル並みのスタイルと美貌を持つ華やかな奥様、人形のように美しい二卵性双生児に娘たち、愛犬であるマルチーズのマロンが住んでいました。

幸子は、理想ともいえる雨宮家で働けることを、最初は喜んでいましたが、徐々に雨宮家の人々の裏の顔を目にしていきます。以下ネタバレですので、ご注意下さい。

『リカ~リバース~』ネタバレ

快活でハンサムな旦那さまは、田舎の貧乏な家で育ち上京後に麗美と結婚して婿養子となったお飾り院長でした。

そんな旦那様は、影で看護師たちと浮気三昧。看護師が次々に辞めていくのは、麗美が不倫相手の看護師たちを辞めさせていたからでした。

麗美は、おじい様の愛人の子どもで、山梨で生まれ育ちました。そして、おじい様の跡継ぎがいないため医者の婿を取ることを条件に、家を継ぎました。

麗美は、理想の家族を保つことに異常に執着し、娘たちにも厳しく接します。テストで悪い点を取ったときは、竹のヘラで手がミミズ腫れになるほど、叩き、ピアノの発表会でミスをすれば、冷水シャワーを浴びせたり、風呂に沈めたりするなど、激しい虐待を繰り返していました。

そんな歪んだ両親に育てられた、双子の娘が真っ直ぐ育つはずがありません。

姉の梨花はワガママで傲慢。幸子も奴隷のように扱い、妹の結花には、女王様のような態度で接します。

妹の結花は、物静かで内向的な性格をしており「おねえさまのようになりたい」と梨花に完全服従。姉がヘラで叩かれていれば、「私が全部悪い…」自分の手を差し出すほど、自己肯定感の低い少女です。しかも、結花は、体調を崩したことがきっかけで、やせ細ったのに、身長が伸び、肌はガサガサ、薬の影響で体臭がキツくなってしまいます。

そんな体調不良から、結花は徐々に成績が落ちていきました。そんな妹を姉の梨花は、気遣うどころか、ますます結花を蔑むようになり、暴力を振るうようになっていきます。

そして、双子が中学3年生になった頃、二人は家庭教師の宗像に恋をします。梨花は積極的に宗像にアプローチします。

医者を目指している宗像に、父親クリニックを継ぐように提案し、自分が看護婦になると宣言します。

一方ら結花は「姉に自分が叶うはずはない」と密かに宗像を想うのでした。

しかし、宗像は、雨宮家にきている女性のピアノ講師・千尋と、密かに付き合っており、大学卒業後にドイツに留学することになっていました。

それを知った梨花は「先生がパパのクリニックを継いで、梨花といっしょに働くと約束したのに」と発狂します。

家政婦は見た

ある日、幸子は庭の花壇に、たくさんの骨が埋められていることに気づきます。

麗美がすぐに駆けつけると、悲しそうに、朝起きると犬のマロンが死んでいて、夫や子供を悲しませないように、逃げたことにして花壇に埋めたと幸子に説明します。

そんななか、女性のピアノ講師が失踪します。千尋を心配する宗像は、独自で捜査をすると、千尋は金のために雨宮家の旦那様と肉体関係を持っており、失踪直前に雨宮家を訪れていたことを知ります。その後、宗像も、住んでいたアパートは放火により火事で亡くなってしまいます。

幸子は、次々に雨宮家周辺で起こった不審な出来事について不信感をつのらせます。

麗美が、旦那様の不倫相手の千尋を殺し、旦那様の大切にしていたマロンと一緒に庭に埋めたのでは?マロンが亡くなった日は、冷蔵庫に七面鳥しかなかったはず。あのシチューの肉はマロンではなかったのか?そして、知りすぎてしまった宗像も麗美が消したのではいか?と疑問を抱いたのです。

幸子は、神父の留守番電話に「お願いです…庭を…」と言い残すと、すぐに荷物をまとめ、雨宮家から出ていこうとしますが、バスルームで奥様の足と、ピンクのパジャマを着て横たわる梨花と大量に流れる血を目撃します。

幸子は逃げようとしますが、すぐに足を掴まれアキレス腱を切られ崩れ落ちます。恐る恐る振り返った幸子が目にしたのは、クスクスと笑う結花の屈託のない笑顔でした。

結末

その二日後、幸子の電話を心配した神父が雨宮家を訪ねると、結花が出てきました。結花は幸子は辞めてしまい、母親は旅行中だと話します。

不審に思った神父が「お姉さんの梨花は?」と聞くと、結花は「わたし、リカよ…」と言い、神父の首に何かを刺し、神父は意識を失っていったのでした END。

『リバース』ネタバレまとめ
「リカ」は、姉に憧れていた妹の結花だった。
麗美、梨花、幸子、神父を殺したのは結花で確定。
ピアノ講師、宗像もおそらく結花の犯行。

前作の「リカ」の腕のアザや傷は、少女の頃に母や姉から受けた虐待がトラウマになった自傷行為であること、リカが「ミートパスタ子供の頃からの大好物なの」と言っていたのは、母の麗美の得意料理だったためだと言うことが『リバース』で明かされましたね。

さらに、

「ごめんなさい。怒らないで…。リカがいけませんでした。お願いですから、いい子にするからぶたないで。」(怒る大矢に言った言葉)
「子どもたちはずっと、あなたにかまってもらいたい寂しさをこらえて、必死で良い子を演じて頑張っている。」
「なのにあなたはテストの点数だけを見て努力が足りないと攻め立てる。自分の期待に応えなければ、だめな子だと決めつける」(夜勤をする看護師に言った言葉)

と言っていたリカの言葉にも、母親の過度な期待や虐待により傷ついたリカ(結花)の心が見え隠れしていることが分かります。

まぁ、虐待されたからといって、ストーカーをしたり、他人の体を切り刻んだりすることは理解しがたいですが、「リカ」が、なぜ愛も求めるモンスターになったのか?という伏線が回収され、不可解な行動の理由も分かるので、スッキリします。

前作『リカ』キャスト・相関図・あらすじは⇒こちら


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