『おかえりモネ』のタイトルの意味と画家モネとの関係は?
朝ドラ『おかえりモネ』という少し変わったタイトルが気になる方のいるのではないでしょうか。そこで今回は『おかえりモネ』というタイトルの意味や画家・クロードモネとの関係があるのかについてご紹介いたします。
『おかえりモネ』の意味
清原果耶さん演じる主人公の名前は、 永浦百音(ながうら ももね)。みんなからは “モネ”と呼ばれています。
モネは、宮城県の気仙沼で生まれますが、
①気仙沼で高校時代まで過ごす。
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②高校受験失敗&東日本大震災の出来事から気仙沼を出ることにする。
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③登山市で山林ガイドの見習いとして働く。
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④東京で気象予報士として働く。
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⑤気象予報士の知識を生かし故郷に貢献しようと気仙沼へ帰る。
という人生を歩みます。
モネは高校卒業と同時に、生まれ育った気仙沼を離れます。
モネが伸び伸び育った気仙沼を出たのには訳がありました。
モネは2011年3月11日に、高校受験に失敗し、故郷を離れていたため震災を体験した家族や友人と溝が出来てしまいました。
父からアルトサックスを教えてもらい夢中になっていましたが、音楽で人は救えないと夢をあきらめ、自分は何ができるのか?模索し始めます。
モネが高校卒業後、家族のツテで登米の森林組合で働きはじめ、地主のさやかや森林組合の職員、地域の人々から多くのことを学びます。
そんななか、東京から有名なお天気キャスターをしている気象予報士・朝岡覚(西島秀俊)から 「気象予報は未来を予測できる世界なのだ」と教えられ、自分も気象予報士になることを決意。
猛勉強の末、試験に合格し、東京の気象予報会社で働き始め成長します。
数年後、一人前の気象予報士をしていたモネは、大型台風により甚大な被害を受ける全国の町を目撃し、ショックを受けます。
それを機に、これまで培った気象予報士としての知識や経験を生かし、なに地域に貢献できないか?と考え故郷の気仙沼へ戻るのです。
このような物語から、東日本大震災の経験から「気仙沼にはいられない」と一度は地元を出たモネが成長し、家族、友人、地域の人々に「おかえりモネ」と温かく迎えられる未来を表現しています。
『おかえりモネ』キャスト・相関図!追加キャスト・子役一覧は⇒こちら
画家のクロード・モネとの関係は?
印象派という名前の由来になった絵画「印象・日の出」 クロード・モネ作 pic.twitter.com/nTJrKR1TlN
— DU@ (@du_meimei) January 10, 2020
ヒロインの名前である百音という響きから、画家のクロード・モネを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
主人公のモネと、画家のクロード・モネは無関係ではなさそうです。
朝ドラ「おかえりモネ」で描かれるのは、自然の美しさや近年の日本人が直面している様々な災害、自然現象についてのお話です。
一方、画家のモネは、刻々と変化していく自然の光を、瑞々しい感性でじっくり観察し、『印象・日の出』や連作『睡蓮』など誰もが知る傑作を残しました。
モネは、 天気に興味を持ち、季節、時間、角度によって変化する光線を表現することに夢中になったといいます。
ヒロイン・モネと画家のモネは、「自然現象に強く惹かれ、その変化を観察し、とことん天気に向き合った。」という共通点があり、さらにモネが育った豊かな海や森は、モネが描いた豊かな自然風景とリンクします。
最後に
『おかえりモネ』は、自然豊かな故郷で育ったヒロインが、成長し、故郷に戻り恩返しをするという物語です。
原作がないオリジナルストーリーということなので、もしかしたら画家のモネのエピソードが物語に登場するかもしれません。
時に残酷で時に美しい、完全掌握することができない自然に、モネがどう向き合っていくのか?これから毎朝、放送を楽しみたいと思います。
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