ドライフラワーに出来る簡単な花10選~お庭で育てて作ってみよう~
生花の鮮やかさやみずみずしさも良いですが、「ドライフラワー」のアンティークで落ち着いた雰囲気も素敵ですよね。
最近、ドライフラワーのリースやスワッグなどを自分で作る方も増えてきました。
お店で切り花を買ってドライフラワーにするのも良いですが、自分で育てた花を収穫して作るのもまた楽しいものです。
今回は、育てる楽しみ、作る楽しみが両方叶う初心者でも簡単に植えられる花をご紹介します。
お庭で育ててドライフラワーに出来る花10選
初心者でも丈夫で育てやすく、ドライフラワーにするにも比較的、時間が短くて済むような植物を選んでみました。
アナベル
ドライフラワーのアナベルは、アジサイ中でも、とても人気があります。
アナベルは、咲き始めは白色で秋にかけて徐々に緑色へと変化していきます。白色の一輪でもボリュームがあり様になるアイテムです。
白色の時点ではなく、花がライムグリーンになったらカットして直射日光に当たらないところに干すだけ。とっても簡単ですよ。
濡れたアナベルは、乾燥するのに時間がかかるので、収穫する日は、晴れの日がベターです。
ラベンダー
香りも良い上に、もともと水分の少ないラベンダーは、ドライフラワーにしやすい花で人気があります。
注意する点を挙げれば、花を摘むタイミングです。ラベンダーの香りが一番濃縮されているのは開花直前。
晴れた日に、開花し始めた花から収穫するのが香りよくキレイに仕上げるコツです。
千日紅(センニチコウ)
千日紅(センニチコウ)は、春から秋にかけて花を付ける一年草です。
暑さに強く、ドライフラワーにしても色鮮やかなセンニチコウも人気の花です。
晴れた日に、風通しの良いところに逆さにつるせばドライフラワーの出来上がり。
葉は、花よりも崩れやすいので、あらかじめ取っておいた方が良いでしょう。
二ゲラ
春も半ばに差し掛かる頃、優しげな花を咲かせる二ゲラ。
花が終わり、ツノのようなユニークな形を楽しめる実がドライフラワーにオススメです。また葉の部分は繊細なレースの様で雰囲気のあるブーケに仕上がります。
二ゲラの実は逆さに吊るさなくても、花瓶などに差しておくだけで下を向かないので、ドライフラワーに勝手になってくれます。
しかも実の形も崩れず、葉もフワフワのままです。
実の部分のより、濃淡が強く出ているものを摘み取れば、ドライにしても多少色が残るのでオススメです。
スカビオサ ドラムスティック
種類の多いスカビオサの中でも面白いドライフラワーになるスカビオサドラムスティックです。
霜や雪にも強く、育てやすい花です。
花が終わると、なんとも可愛らしい丸い種の部分が残ります。
もともと、水分が少ないのでドライにしやすく、摘み取る前でも触るとカサカサ音がするほどです。
アナベルのドライフラワーと一緒に花瓶に突っ込むだけでも絵になりますよ。
フェンネル
夏に小さな黄色い花を咲かせるフェンネルは、ハーブの一種で、柔らかく香りのよい葉は、料理の香りづけや飾りにも使われます。種はエスニック料理のスパイスに使います。
可愛い黄色い花や、瑞々しい葉の部分は独特の存在感が有り、花と葉どちらもドライが楽しめます。
またポプリにすれば、防虫効果も期待され、何通りも活躍してくれる植物です。
オレガノケントビューティー
透明感のある緑の葉と、先端にかけて緑からピンク色のグラデーションになる美しい植物です。
その美しい見た目と良い香りで、観賞用ハーブとしても知られています。
繊細で優しい色合いの苞(ホウ)が重なり、隙間から小さな花をのぞかせる姿は、とても可憐です。
高温多湿には弱いですが寒さには強いので、外で越冬可能です。また退色しにくいので、ドライフラワーにも向いていますよ。
ケイトウ・セロシア
ケイトウは、育てやすく、とても品種が多い一年草の秋の花です。
セロシアとして、売られているものもすべてケイトウの仲間になります。
ケイトウは、黄色やピンク、赤などがありドライにしても色が残りやすいので、色んなアレンジが楽しめます。
ムギワラギク(ヘリクリサム)
ヘリクリサムは、6月~10月まで開花が楽しめる花です。
オーストラリアで自生するものは多年草ですが、高温多湿や寒さは苦手なので、日本では一年草として扱われることが多いです。
シルバーリーフのものは、寄せ植えにもピッタリです。
色が鮮やかで、カサカサとした水分が少ない花なので、短期間でドライフラワーになる花です。
花だけ摘み取って茎きワイヤーを刺して乾燥したりもします。
マリーゴールド
マリーゴールドは、とても丈夫で育てやすく、オレンジやイエローの大きな花が目立つのでお庭などを華やかに盛り上げる花として人気があります。
マリーゴールドは、クシユクシュとした花びらなので、ドライにしたときに形が崩れてしまっても、そんなに目立たないので初心者向きです。
コツといえば、新鮮なうちにドライにすることです。新鮮なものほど花びらの付け根がしっかりしているので、長持ちします。
花瓶に飾るにしても、2~3日に留めておきましょう。また小さい花よりは、大輪の花の方が花びら1枚1枚の縮みが目立たず、ボリュームでカバーできます。
最後に
これで、育てやすく、ドライフラワーに向いている植物のご紹介を終わります。
お庭で、瑞々しく鮮やかな花を楽しんだ後に、自然に任せて色の変化をもう一度楽しむ。
そして、味わい深いドライフラワーもアレンジ次第で様々な表情を見せてくれます。是非、お試しあれ。
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