【皇室ティアラ一覧】値段は?ティアラ紛失し行方不明でヤフオクに?!
元号が平成から令和に変わり、皇后陛下となられた雅子さまが、最初に付けていたティアラが「素敵!」と思った方も多いと思います。実は、このティアラは皇室で代々受け継がれているものなのです。そんな、皇室が所蔵しているティアラの種類や値段、デザインなどをまとめてみました。また行方不明になったティアラの噂の真相にも迫ってみたいと思います。
【皇室のティアラ一覧】値段やデザインは?
美智子さまは、ティアラがほんとにお似合い。左の可愛らしい。 pic.twitter.com/bTZ96FeVL0
— 皮肉株式会社 (@ooooramy) November 16, 2021
ここでは、ティアラの歴史や皇室の女性が実際に身につけているティアラを一覧にしてみました。
ティアラの歴史を簡単に
ティアラの始まりは、 古代ローマ皇帝とその皇后たちが勝利、成功、幸福の象徴として身に着けたことが始まりだと言われています。
1804年にナポレオンが皇帝になると、宮廷すべての女性にティアラの着用を強要するなどし、皇帝の権力を見せつけるために着用していました。
その文化は明治18年に日本にもやってきます。
デザインは日本の伝統文様である唐草が多く施され日本独自のデザインが確立されました。
その時代から、日本の皇室でもヘッド用のティアラというオーナメントは外交上の晩餐会や式典に採用されています。
また、皇室だけでなく、結婚式で花嫁がティアラをつけるなど一般にも浸透し、女性の憧れのアイテムでもあります。
皇室ティアラ一覧
まずは皇后陛下のティアラから見てみましょう。
皇后が着けるティアラは、第一、第二、第三、があります。
皇后のティアラ
第一ティアラ | ||
第二ティアラ | ||
第三ティアラ | ||
一番格式高いのが第一ティアラです。雅子さまが令和初日に付けられていたのが第一ティアラです。
ブランドはドイツ・ベルリンのレオンハード&フィーゲル製であり、中央の太陽を表した飾りは天照大神を表しています。
第6回プロジュエリーデザイナーの趣味で解説
受け継がれる皇室の第一ティアラ
独レオンハード&フィーゲル製、トップの飾りは太陽モチーフで天照大神をコンセプトにデザインされたといわれ、状況により付け替えが可能。
130年を越え受け継がれるのは、日本の文化と思いが生きた逸品だからこそですね。 pic.twitter.com/nAv7sIg8rF— taiki|パリ在住ジュエリーデザイナー (@taiki_jewelry) June 2, 2021
また太陽の部分は、星に付け替えられるようになっており、パリの高級宝飾店ショーメの製作です。
ブリリアンカットのダイアモンドが約60個使用され、真ん中のひときわ大きなダイアモンドは、世界で13番目に大きいダイアです。
明治、大正、昭和、平成そして令和へと受け継がれている第一ティアラは、明治天皇の皇后である昭憲皇太后から約130年続いているものであり、
値段では換算できないほど歴史的に重要なものとなっています。
ちなみに、第二ティアラは、大正6年に制作され菊のモチーフが施されています。
皇后のティアラは、天皇の三種の神器と同じく、代々引き継がれるもの(由緒物)とされています。
皇太子妃のティアラ
第一ティアラ | |
第二ティアラ | |
皇太子妃の第一ティアラは、大正12年(1923)皇太子殿下(昭和天皇)のご結婚の際に製作され、
その後、香淳皇后から譲り受けたミキモトが、金属を溶かし、石も再利用(昔のカットのまま)リフォームしたものです。
また、お代替わりをする際、着用しやすいように頭のサイズに合わせて調整もされるようです。
皇室のティアラの値段は?
第6回プロジュエリーデザイナーの趣味で解説
受け継がれる皇室の第一ティアラ
独レオンハード&フィーゲル製、トップの飾りは太陽モチーフで天照大神をコンセプトにデザインされたといわれ、状況により付け替えが可能。
130年を越え受け継がれるのは、日本の文化と思いが生きた逸品だからこそですね。 pic.twitter.com/nAv7sIg8rF— taiki|パリ在住ジュエリーデザイナー (@taiki_jewelry) June 2, 2021
皇后陛下や皇太子妃のティアラの値段は、歴史的も重要なものであり、値段などは一切公表されていませんが、
他の女性皇族のティアラは値段が公表されているので、ご紹介します。
皇室のティアラの値段
眞子さま | 2856万円 | 和光製 |
佳子さま | 2892万円 | ミキモト製 |
絢子さま | 1485万円 | |
典子さま | 1522万円 |
女性皇族のティアラも一般人には、とても手が出ない金額となっていますが、これらのティアラの支払いは、公務の必要経費として「宮廷費」として皇室の財源から捻出されています。
そのため、ティアラは個人の所有物ではなく、国有財産なので、女性皇族が結婚すると、国へ返却することになります。
女性皇族は、だいたい2つのティアラをお持ちのようなので、現在の女性成人皇族の数から考えると20個ほどのティアラが皇室には保管されているようです。
また新たに製作される時には、ジュエラーの入札によって決められます。
眞子さまのティアラは、老舗ジュエラー和光とミキモトが競い、和光が落札し製作しています。
佳子さまのティアラは、コンペ方式を採用し学識経験者が審査をし、ミキモトが受注しました。
愛子さまのティアラは新調せず
成年皇族になられた愛子さまは、ティアラを新調せず、叔母に当たる黒田清子さんが使っていたものを借りることになっています。
清子さんのティアラは、宮内庁のお金で製作されましたので、清子さん私用のものとなっています。
コロナ禍により国民が「税金が!」と騒ぐことに考慮してのことかもしれませんが、愛子さまの新しいティアラも見てみたかったですね。
しかし、清子さんのティアラも素敵なので、受け継ぐという考えは素晴らしいと思います。
皇太子妃の第一ティアラが紛失し行方不明になった?
ある時に皇太子妃の第一ティアラをお見かけすることが無くなり、
「紛失した?」「盗まれた」「ヤフオクで売られている」というマスコミの報道がありました。
皇太子妃第一ティアラ | ||
紛失? |
しかし、検証した結果ヤフオクに出されていたのは偽物で、紛失されたという噂はデマであることが判明しました。
その証拠に2019年、令和元年の5月1日に 第一ティアラは紀子さまが着けられています。
唐草模様がとても優美な印象を受ける、人気のティアラだけに心配でしたが、所在が分かり安心しました。
皇太子妃の第一ティアラ👑
マザゴザマが最後に第一ティアラをつけた時の写真 2003年1月1日(39歳)
紀子妃殿下が第一ティアラをつけられた写真 2019年10月22日(53歳) pic.twitter.com/IlgUk0nI4q
— 星子 (@kgfh2ifgNihk5ta) May 10, 2022
雅子さまは皇后になり、皇后のティアラ(第1~第3)を使用するので、
皇太子妃時代のティアラを紀子さまが受け継がれたということだったようです。
秋篠宮殿下が現在、皇位継承権第一位となられたので、その妃である紀子さまが着けても、おかしくありませんね。
ともあれ、高価なティアラですので、皇室では厳重に管理されているはずなので、紛失することはまずありえません。
皇室の家系図・プロフィール一覧は⇒こちら
まとめ
世の女性達が憧れるプリンセスの象徴であるティアラ。特に歴代の皇后さまが着けられているティアラは130年も、修理やリフォームをしながら受け継がれていることは知りませんでした。
令和になり、皇室行事が目白押しなので、これからは女性皇族のティアラにも注目してみて下さいね。
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