スカーレット(朝ドラ)の意味は?ヒロインの運命を表す色だった

朝ドラ

ヒロイン川原喜美子が信楽焼に魅せられ、女性陶芸家として成長していく姿を描いた、朝ドラ『スカーレット』。

これまで、朝ドラのタイトルは、ヒロインの名前にちなんだものが多かったのですが、今回は喜美子の名前は入っていません。

そこで、朝ドラ『スカーレット』の意味を調べると、ヒロインのこれからの人生を表す言葉ということが判明しました。

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朝ドラ『スカーレット』の意味は?

スカーレット=緋色ってどんな色?

スカーレットは、和名では緋色(あけいろ・ひいろ)と言います。

冴えたやや黄味色の鮮やかな赤といった色です。

古くから用いられている色であり、平安時代中期に確立された三代格式の一つ『 延喜式 えんぎしき 』では、 多年草「ムラサキ」と「アカネ」で染めた色を深緋としました。

日本では、紫に次ぐ高貴な色とされ、定められた官人以外は身に着けられない 禁色とされていました。

ヨーロッパでは、緋色を作りだすために、コチニール(カイガラムシ)を使用します。

スカーレットに秘められた3つの意味

①炎の色

スカーレットは伝統的に炎の色とされています。

喜美子が見せられた陶芸は、窯を用いて温度変化や炎の流れ、窯から出る轟音や火の色を見ながら薪をくべ、出来上がりをコントロールしていきます。

喜美子が目指す釉薬を使わない「信楽自然釉」という作風を生み出すためには、炎(火)はかかせません。

②思ひの色

昔から、人の思いを色に例えるなら緋色と言われてきました。

それも燃えるような熱い想いです。

陶芸という世界は 、 “女は焼き物を焼く窯に入れない”“女が窯場に入ると穢れる”とも言われるほど男の世界でした。

しかし創作意欲(思い)を、抑えることが出来ない喜美子は、自分にしか作れない作品をつくるため困難にも負けず突き進んでいきます。

また、家族を救うため猪突猛進し、奮闘していく姿は、愛する人への思いが感じられます。

③罪深い色

日本では、高貴な色とされている緋色ですが、 英名のスカーレットでは「罪深い」「みだら」「かん通」「極悪」という悪い意味もあります。

ネタバレになるので書けませんが、喜美子と運命の男性の間におこる出来事を暗示しているようにも思えます。

↓喜美子の実在モデル神山清子さんについて詳しくはコチラ↓


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スカーレットの色にまつわる言葉をまとめると、

■高貴
■炎
■熱い思い
■罪深い
■淫ら

となります。

喜美子に、この言葉を当てはめると、情熱的な一方、危険な香りも漂わせる女性ということになりますね。

これから待ち受ける、愛する人への情熱や、裏切り、息子が辿る数奇な運命などを予感せずにはいられません。

そんな濃厚な展開が予想される『スカーレット』今から期待大です。

↓『スカーレット』キャスト・相関図↓

最後に

スカーレットの意味を調べると、喜美子の人生を暗喩するような言葉がたくさん出てきました。

タイトルに込められた意味を読み解きながら、今回のストーリーを楽しみたいと思います。

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