『ピータ―ラビット(映画)』日本語・英語吹き替え声優一覧

イギリスの名作絵本「ピーターラビット」をハリウッドで初めて実写映画化した本作。緑豊かな湖水地方で、大好きな仲間たちと優しい女性画家ビアと楽しく暮らすピーターの元に、都会からマクレガーという潔癖症の男がやってきたことで、ピーターたちの生活は一変する。今回は、生き生きした動物たちの表情と、ウサギと人間の大騒動を描いた映画『ピーターラビット』の吹き替え声優と評価をご紹介いたします。
『ピーターラビット』吹き替え声優(日本語・英語)
『ピーターラビット』吹き替え声優
ピータ―ラビット 主人公/青シャツのウサギ |
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![]() 千葉雄大 『天装戦隊ゴセイジャー』アラタ役でデビュー。ドラマ『いいね!光源氏くん』映画『帝一の國』などに出演の俳優。 |
![]() ジェームズ・コーデン イングランド出身のコメディアン。ハリウッド映画賞やグラミー賞の司会を任されるなどの実力派。『キャッツ』では紳士猫ストファージョーンズを演じた。 |
トーマス・マグレガー 田舎の大叔父の家を相続した青年 |
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![]() 『東京喰種』西尾錦『暗殺教室』前原陽斗で知られる声優。 |
![]() ドーナル・グリーソン 『ハリー・ポッター』シリーズのビル・ウィーズリー 役、『スター・ウォーズ』シリーズのアーミテイジ将軍役でも知られる。 |
ビア ピータ―達に優しい画家の女性 |
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![]() 渋谷はるか 『美女と野獣(フランス版実写)』ベル役、『ファンタスティック・ビースト』ミネルバ役など、吹き替えを多く担当。 |
![]() ローズ・バーン ドラマ『ダメージ』のエレン役で知名度を上げる。その後『X-MEN』もイラ役、『SPY/スパイ』レイナ役などで活躍。 |
フロプシー 赤シャツのウサギ |
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![]() 清水理沙 赤ちゃんモデルでデビューし子役として活躍。その後『エミリー、パリへ行く』エミリー、『ポケットモンスター』ジュンサ―など声優として活動。 |
![]() マーゴット・ロビー 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のナオミ役で注目される。他に『ハーレイ・クイン』ハーレイ・クイン役でも知られる。 |
モプシー 黄色シャツのウサギ |
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![]() 木下紗華 吹き替えを中心に活躍。アニメでは『銀河英雄伝説』ジェシカ、『ファイナルファンタジー15』ゲンティアナを担当。 |
![]() エリザベス・デビッキ 『華麗なるギャツビー』ジョーダン役、『TENET テネット』キャサリン役で知られるオーストラリアの女優。 |
カトンテール 緑青シャツのウサギ |
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![]() 下田レイ 吹き替えを中心に活躍。担当俳優はキャメロン・ボイス。 |
![]() デイジー・リドリー 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』主人公・レイ役『オリエント急行殺人事件』メアリ役で知られる。 |
ベンジャミン 茶色のシャツのウサギ |
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![]() 吉田ウーロン太 ドラマ『アンナチュラル』『おっさんずラブ』などに出演する俳優。お笑いトリオ「フラミンゴ」のメンバーとしても活動。 |
No.Image コリン・ムーディー |
マクレガーおじさん トーマスの大叔父 |
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![]() 実写版『シンデレラ』国王役、『ゴルゴ13』ブライアン・スミス役の声優を担当。 |
![]() サム・ニール 『ジュラシック・パーク』シリーズのアラン博士役で知られる。他に『ピアノ・レッスン』『トレイン・ミッション』に出演。妻は日本人のメイクアップアーティストの渡辺典子。 |
ティギーおばさん はりねずみのおばさん |
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![]() 『しましまとらのしまじろう』のとりっぴいのママ、『YAWARA!』の鴻之池、『はなかっぱ』祖母・すみれ役を担当。 |
![]() シーア オーストラリア出身の歌手。「Alive」という曲は土屋太鳳がダンサーとして共演したことで日本でも有名。 |
ミスター・トッド キツネ |
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![]() 『モンスターズ・インク』ランドール・ボッグスなどの声を担当する声優 |
No.Image フェイサル・バッジ |
バーナバス (ピーターの父の悪友のウサギ『2』に登場) |
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![]() 哀川翔 映画『ゼブラーマン』ドラマ『とんぼ』『クロサギ』などに出演する俳優。 |
![]() レニー・ジェームズ 映画『レ・ミゼラブル』『スナッチ』などに出演するイギリス人俳優。 |
『ピーターラビット』の原作が残酷すぎる
『ピーターラビット』家系図でもわかる残酷さ
「ピーターラビット」は、イギリスの作家ビアトリクス・ポターによる絵本が原作です。
子供向けにしては、少しシュールな設定で、ピーターの父親は、マグレガーさんに捕まえられ奥さんにミートパイ(イギリスでは、うさぎ肉のパイは伝統料理)にされたのです。
さらに恐ろしいのは、原作のマクレガー夫妻は、息子のピータ―たちにも「新しいパイ皿を買った。」「皮を剥いで、頭をちょん切ってやる!」と脅したり、部屋にはうさぎの骨や鶏の足が転がっているという描写もあります。
原作「ピーターラビット」は、愛くるしいキャラクターとは裏腹に、子どもはもちろん大人もビックリのブラック描写が満載なのです。
ちなみに、ピーターの妹・フロプシーは、いとこのぽっちゃりベンジャミンと結婚し、6匹の小うさぎを産みます。
映画『ピーターラビット』評価
実写版『ピーターラビット』のウサギが凶悪すぎる。 pic.twitter.com/NIfkwmaDrt
— てれびつ子 (@tamaki_tv_net) November 5, 2020
『ピータ―ラビット』といえば、かわいいウサギたちがが自然の中で冒険するお話かなと想像する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし本作は、かわいくないウサギの話です。
もちろん3D技術により、毛はモフモフで、目もキラキラで、キュートなウサギには間違いないですが、やることなすこと悪ガキです。
のっけから、宿敵の78歳のマクレガー叔父さんが目の前で亡くなり、大喜びするピーター。
確かに、この土地はもともと、動物たちが先に住んでいたかもしれませんが、美味しそうに盗み食いしている作物は叔父さんが育てたもの。
そして、相続したマクレガーは家を荒らすウサギたちを追い出すと、ピーターは顔を歪めて憎みます。
そして、体がふっとぶほどの電気ショックを与えたり、注射が必要なくらい食物アレルギーのあるマクレガーにブラックベリーを食べさせたりするのです。
人間並みに悪知恵が働き、子どものレベルを超えた残虐性は、まるで『チャイルドプレイ』のチャッキーのようで、小さい子には見せることを、ためらってしまうほど。
そして、ピーターたちに優しい画家のビアは、ピーターたいが人間の農作物を盗んでも、全く叱らないくせに、自分の絵を汚されると「私の作品が台無しに!悪い子ね!」と言ってピーターを家がシッシッと追い出す。ちょっと共感しづらい人物です。
可愛いだけじゃない動物の野性的な部分や人間の勝手さを描きたいのはよく分かりましたが、イギリス式のブラックジョークを受け入れられるかどうかが、この作品を楽しめる境目になりそうです。
とはいえ、イギリス湖水地方の緑豊かな景色やウサギたちの生き生きとした表情はめを見張るものがありますし、子どもの頃に見た絵本のイラストが、実写に混じってくるシーンはとっても素敵。
それだけに、現代っ子で残虐にしすぎたピーターの設定がもったいない。ピータ―ラビットを題材にせず、オリジナル作品として発表すれば、ここまで批判されなかったかも。
そんな映画『ピーターラビット』は、2021年3月に続編の公開が決定しています。
『ピーターラビット2』では、ビアとマグレガーが結婚し、ピーターが都会に出て、ミートパイにされた父親の悪友・バーナバスと出会い冒険をするというお話です。
バーナバスは札付きの“ワル”で、ピーターは彼から「ワル」としての生き方を教わることになるそうなので、『2』ではピーターの悪ガキぶりに磨きがかかりそうです。
最後に
なお『ピーターラビット』は、現在 動画配信サービスU-NEXTで視聴可能で、最初にプレゼントされる600ptを使用すれば無料で見ることが可能。
おまけに31日間無料トライアル中ですので、無料期間中に解約すれば費用は0円!ぜひこの機会にぜひお試しください。
なお、本作品の配信情報は2020年11月時点のものです。
配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サイトのホームページもしくはアプリをご確認ください。
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