『大豆田とわ子と三人の元夫』第1話~最終回のあらすじネタバレ

ドラマ

とわ子さんと3人の元夫のコミカルな会話劇に、5分おきに2~3笑いできると評判のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。そこで今回は『大豆田とわ子と三人の元夫』の第1話から最終回までのあらずじネタバレと感想をご紹介します。

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『大豆田とわ子と三人の元夫』第1話から最終回までのあらすじネタバレ

『大豆田とわ子と三人の元夫』相関図

『大豆田とわ子と三人の元夫』の詳しいキャストは⇒こちら

第1話「3回結婚して3回離婚した。でも私は幸せを諦めない」

ある日、八作(松田龍平)のレストランで慎森(岡田将生)と鹿太郎(角田晃広)が出くわしたところに、さらに偶然とわ子と唄(豊嶋花)もやってくる。いつものように周囲に憎まれ口を叩く慎森だったが、どんなに煙たがられてもめげることなく、とわ子に近づこうとする鹿太郎に、強がった態度とは裏腹に一種のうらやましさを感じていた。そんな自分について慎森は、公園で会った小谷翼(石橋菜津美)に対して「僕には人を幸せにする機能が備わっていない」と弱音をもらす。一方、鹿太郎は仕事で出会った女優の古木美怜(瀧内公美)から自宅に招かれ、何やらいい雰囲気に!? 八作の店には、親友の出口俊朗(岡田義徳)が恋人の三ツ屋早良(石橋静河)を連れてやってくるが…。元夫たちに新たな出会いが訪れる中、唄の思いつきにより、元夫たちを招いて5人ですき焼きパーティーを開催することに。こだわりの食材や道具を持ち寄った3人が訪れたとわ子の部屋で、慎森は結婚当時の思い出が詰まったソファーが処分されていることに気づき、内心ショックを受ける。ひょんなことから、とわ子と2人きりになったタイミングで、その理由を問いただす慎森だったが、徐々に胸に秘めていた思いがあふれていき…。しかし、その晩。どういうわけか、唄や元夫たちの目の前でとわ子はパトカーに乗せられ、警察に連れられていく羽目に…! 突然の出来事にあっけに取られる慎森…。とわ子にいったい何が⁉

坂元裕二さん脚本とあって、テンポよく、クスッと笑える会話劇で始まった第1話。元夫たちのいちいち面倒臭いやりとりや、鹿太郎(角田晃広)と慎森(岡田将生)がブロッコリーで叩き合うシーンは安定のおもしろさ。

しかし、1人目の夫の八作(松田龍平)は分かるものの、なぜとわ子さんは、うざい鹿太郎や嫌味な慎森と結婚したのだろうか?第2話以降に2人の夫の魅力も描かれるのでしょうか。

そして、松さん演じるとわ子さんの魅力が爆発。口内炎、靴に入った石、網戸が外れる、自転車の将棋倒しなど残念感に共感。そして、お風呂でドラゴンボールのエンディングソング「ロマンチックあげるよ」を歌うシーンは、鼻歌にしては歌がうますぎて、とわ子さんがエルサに見えました。

そして一番キュンとしたのは、亡くなった母の話をしているときに八作が「言葉にしてしまうと、感情が言葉に上書きされてしまう気がして。」と言うシーン。この最初の夫・八作は、ご飯も作ってくれて膝枕も自然にできちゃう天性のモテ男。一番まともそうに見えて、友達に頼まれて会社を辞めたりするなど一番結婚には向いていないかも。↓第2話に続く

第2話「明かされる離婚の秘密と男の本音」

ある日、八作(松田龍平)のレストランで慎森(岡田将生)と鹿太郎(角田晃広)が出くわしたところに、さらに偶然とわ子と唄(豊嶋花)もやってくる。いつものように周囲に憎まれ口を叩く慎森だったが、どんなに煙たがられてもめげることなく、とわ子に近づこうとする鹿太郎に、強がった態度とは裏腹に一種のうらやましさを感じていた。そんな自分について慎森は、公園で会った小谷翼(石橋菜津美)に対して「僕には人を幸せにする機能が備わっていない」と弱音をもらす。一方、鹿太郎は仕事で出会った女優の古木美怜(瀧内公美)から自宅に招かれ、何やらいい雰囲気に!? 八作の店には、親友の出口俊朗(岡田義徳)が恋人の三ツ屋早良(石橋静河)を連れてやってくるが…。元夫たちに新たな出会いが訪れる中、唄の思いつきにより、元夫たちを招いて5人ですき焼きパーティーを開催することに。こだわりの食材や道具を持ち寄った3人が訪れたとわ子の部屋で、慎森は結婚当時の思い出が詰まったソファーが処分されていることに気づき、内心ショックを受ける。ひょんなことから、とわ子と2人きりになったタイミングで、その理由を問いただす慎森だったが、徐々に胸に秘めていた思いがあふれていき…。しかし、その晩。どういうわけか、唄や元夫たちの目の前でとわ子はパトカーに乗せられ、警察に連れられていく羽目に…! 突然の出来事にあっけに取られる慎森…。とわ子にいったい何が⁉

すき焼きを食べずに公園に言った慎森は、小谷翼(石橋菜津美)に「結婚式で、彼女を幸せにしたい気持ちがあったのに、自分から捨てちゃった。」と言うと、翼から“グッドルーザー”という言葉を教えてもらう。

グッドルーザーとは、スポーツ界に古くか ら伝わる信念で、負けた時に何を思い、どう行動するかで勝者が決まることを意味する言葉だ。それを聞いた慎森はとわ子のマンションに戻るが、ちょうどとわ子がパトカーで連行されるとこだった。

とわ子は、上の階のいざこざに、のこぎりを持って駆けつけたせいで、「のこぎり女」がマンションに侵入したという通報で駆け付けた警察に捕まえられたのだった。

第2話でフューチャーされるのは、3番目の夫の慎森。合理性を重視し、憎まれ口を叩く慎森ですが、とわ子さんと別れたことには後悔があるようで、思い出のソファーが捨てられたことを知った慎森は、傷つきます。

ついに慎森は溢れる感情を抑えきれず「僕はまだ終われてない。まだ過去にできてない。」と、とわ子に本心を打ち明けるのです。そして、慎森はとわ子とおでこを突き合わせてゼロ距離に。

そして慎森はとわ子と離婚してから始めて素直に話せるようになり、「別れたけどさ、今でも一緒に生きてると思ってるよ」と言えるのです。最後に慎森と小谷翼という女性との新たな恋の予感を匂わせて第2話は終了しました。第3話は鹿太郎さんの恋の話↓

第3話「全俺が泣いた 〜器が小さい男の恋」

とわ子(松たか子)の部下で、優秀な若手建築士の仲島登火(神尾楓珠)が大学図書館の設計を手掛ける。デザイン案を見たとわ子は、その素晴らしいセンスに同じ建築士として感動を覚えるが、採算度外視のプランを会社の商品として採用するわけにはいかず、その案を不採用にする。社長として苦渋の決断だったが、そのことがきっかけで一部の社員から不満の声があがり、とわ子を悩ませる。その頃、鹿太郎は、自分の部屋に飾ってあったとわ子の写真についてカメラアシスタントに聞かれ、ダンス教室で初めてとわ子と出会ったときからプロポーズまでのロマンティックな思い出を語る。離婚の理由を聞かれた鹿太郎が悲しそうに答えた、「しゃっくりを止めてあげることが出来なかった」の意味とは?離婚してもなお、とわ子に未練がある。一方で、自分に好意を寄せてくれている美怜(瀧内公美)の存在も気になる—―。新しい恋をするべきか悩む鹿太郎は、八作(松田龍平)と慎森(岡田将生)に相談するが、それぞれ早良(石橋静河)、翼(石橋菜津美)のことが気にかかり、相手にされない。その後、再び美怜の部屋を訪れた鹿太郎だったが…。依然として社内に不穏な空気がただよい、慣れない社長業に悩むとわ子。皆が帰宅した夜のオフィスでひとり仕事をしていたところ、入り口から不審な物音がして…。

不審な物音の正体は鹿太郎(角田晃広)だった。鹿太郎は「この花も、きっと君がすきだと思ったから。」と花束を渡した。そこで鹿太郎は、とわ子から社長の悩みを聞いてあげ「器をさ、小さくすればいいんだよ。1人で乗り越えることなんてないんだよ。もう愚痴ぐらいこぼしていかなきゃ、もうやってらんないでしょ」と励ました。

そして、気持ちが楽になった二人はあの頃、ダンス教室で育んだ愛を思い出すように社交ダンスを踊った。

鹿太郎は、ある夜美怜(瀧内公美)が男とキスをしているところを見かけた。その後、美怜に呼び出された鹿太郎は、不倫交際がバレないように交際相手の影武者になって助けて欲しいと頼まれた。

第3話のメインは、シーズン2と呼ばれる鹿太郎。器小さくてウザいって言われている鹿太郎だけれども、どこか憎めないキャラクター。

とわ子を吹っ切って、女優の美怜との恋を踏み出すも、嘘をつかれていることを知って、八作や慎森に「人を補完し始めたら騙されてる証拠ですね。」言われてしまい、落ち込む鹿太郎でしたが、あの女優さんとうまくいかないところが、この作品の面白さ。

また鹿太郎ととわ子の離婚の原因が、姑のいじわるだったことを、直接回想するのではなく、ご近所のおばさまとの会話で表現するのも、わざとらしくなくて好きです。

第4話「秘密が絡み合う二つの三角関係」

とわ子(松たか子)の30年来の親友・かごめ(市川実日子)が、とわ子と同じマンションに住むオーケストラ指揮者の五条(浜田信也)から食事に誘われる。2人の相性の良さや、五条の態度からかごめに好意を抱いていることを確信したとわ子は、親友の幸せを願い、面倒くさがるかごめの背中を押す。しかし、当のかごめは目の前で鳴っているスマホの着信を無視したり、夜道で誰かにつけられたりと、最近何か隠し事がある様子。そんな中、とわ子は、偶然かごめの“ある過去”を知ってしまう。その頃、八作(松田龍平)は、親友の俊朗(岡田義徳)の恋人・早良(石橋静河)からの猛烈なアプローチに頭を悩ませていた。さらに、早良の浮気を疑い始めた俊朗から3人での食事に誘われた八作は、つくづく自分のモテ体質が嫌になる。なんとか早良に嫌われようと試みる八作だったが、早良の行動はより大胆になっていき…。一方、翼(石橋菜津美)の嘘に憤りを感じていた慎森(岡田将生)だったが、「まだわたしが誰なのかわからない?」という翼の問いかけに言葉を失う。鹿太郎(角田晃広)は、美怜(瀧内公美)にパパラッチ対策として交際相手の影武者を頼まれるが…。

かごめは実家の資産を無断で全額寄付したとして親戚に追われていた。心配したとわ子は、八作からの目撃情報をたよりに、かごめ居場所を突き止め連れて帰った。

かごめは、自分の家族にことは考えず、自分の築いてきたアイデンティティを見て欲しいと、とわ子に頼む。とわ子はそんなかごめに理解を示した。その夜、かごめととわ子は「空野みじん子」という小学生の頃に二人で描いていた漫画を完成させた。

一方、八作は早良に「私のことタイプでしょ?」と言われ迫られるが、八作は「僕は好きな人がいる。僕の好きだった人は “恋はしないと決めてる人”だから。」と早良を拒否した。

八作がずっと片思いをしている“恋はしないと決めてる人”は、かごめだった。八作ととわ子の離婚の原因は、かごめの存在だったのか?!

モテてモテて困っていた八作にとって、唯一振り向いてくれなかった女性・かごめ。

オーガニックホストという例えを成立させてしまう松田龍平の色気がダダ漏れの回でした。

第5話「4度目のプロポーズ「もう一度結婚するならあなたがいい」~三人の元夫たちの憂鬱」

とわ子(松たか子)の誕生日が近づくある日、唄(豊嶋花)が開業医の息子である彼氏と18歳になったら結婚することを宣言し、とわ子を困惑させる。後日、かごめ(市川実日子)に相談してみたものの、いつしか話題は八作(松田龍平)との離婚のことに。「わたしも意地張ってたし、若さ故だね」と当時を振り返りながら、とわ子が語った離婚の原因とは?しろくまハウジングでは、話題のイベント会社からアートイベントの仕事が舞い込み、普段の住宅設計とはひと味違う華やかな仕事に社内は盛り上がりを見せていた。先方の社長・門谷(谷中敦)は、とわ子と同じ“バツ3”ということで、互いの離婚歴や結婚観で意気投合する。そんな中、とわ子は自分のバースデーサプライズを社員たちが準備していることに感づいてしまう…。余計なことを知ってしまい仕事に手がつかないとわ子だったが、追い打ちをかけるように、突然門谷からプロポーズをされて大きく動揺する。その晩、唄からそのことを聞いた八作、鹿太郎(角田晃広)、慎森(岡田将生)は、3人そろってとわ子のマンションへ。四度目の結婚を阻止すべく、珍しくタッグを組んで必死の説得を試みる鹿太郎と慎森を横目に、八作はとわ子にあるプレゼントを差し出す。ところが後日、このプレゼントがきっかけで、とわ子は八作が心に秘めていた思いを知ることになり…。

八作からもらった靴下のプレゼントから、八作の心の中にいる人がかごめだったと気づいたとわ子。

そんななか、とわ子にプロポーズしてきた先方の社長・門谷が、モラハラ男であることを知ったとわ子は結婚の申し出を断った。門谷はとわ子から断れたことに腹を立て、契約を破棄することを会社に連絡してきた。

直談判すべくとわ子は、門谷に会いにいくが「話をしたいなら車に乗って下さい。」と言われ、迷ったとわ子だったが「失礼します。」と運転席に座った。そして、そのままとわ子との連絡は途絶えた。

第6話「第1章完結・全員集合地獄の餃子パーティー」

誕生日当日の夜、取引先の説得に向かったとわ子(松たか子)との連絡が途絶えた。とわ子の誕生日を祝うため、オペレッタに集まっていた八作(松田龍平)、鹿太郎(角田晃広)、慎森(岡田将生)は彼女の身を案じるが、そこへ早良(石橋静河)、美怜(瀧内公美)、翼(石橋菜津美)が偶然来店し、さながら合コンのような飲み会が始まる。さらに、元義父の旺介(岩松了)から半ば強引に呼び出された八作たちは、とわ子のマンションへ。早々に酔いつぶれて寝てしまった旺介をよそに、主不在の部屋で、なぜかギョーウザを作り始めることになった元夫たち。その傍らで、女性陣はそれぞれの恋愛の愚痴で意気投合し始める。しかも、名前こそ出さないものの話題は明らかに八作、鹿太郎、慎森のことで、3人は動揺を隠せず…。

とわ子が行方不明ななか、3人の元夫と女たちで繰り広げられる地獄の餃子パーティー。

そんななか、とわ子から八作に連絡が入る。八作が病院に駆けつけると、かごめが亡くなっていた。(直接の死因は心筋梗塞だが、持病があった)。

かごめの葬式を取り仕切ったとわ子は、その後、かごめのアパートの冷蔵庫にある食材で料理をして、泣きながらご飯を食べた。(カルテットの“泣きながらご飯食べたことのある人は生きていけます。”のオマージュ?)

かごめちゃんの死は突然でしたが、祖母の遺産を寄付したり、恋愛に躊躇したり、自分の余命が分かっていたかのような言動が伏線としてありました。

それにしても、カジュアルに進行していくお葬。親友を亡くすという暗い出来事もとわ子の日常の中の一つという描き方。実にリアルでした。

第1章の終わりは、かごめが亡くなる衝撃の展開が待っていました。次の第7話は、かごめの死から1年後のスタート。

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第7話「クイズ・デジャヴ」

かごめ(市川実日子)の一件から1年、とわ子(松たか子)は自宅で一人暮らしを始めていた。高校に進学した唄(豊嶋花)が、通学しやすい旺介(岩松了)の家に引っ越したからだ。娘がいない寂しさを抱えながらも、生活を楽しもうと試行錯誤するとわ子は、ある日、公園で“謎の男”(オダギリジョー)と出会う。そんな中、とわ子はしろくまハウジングのオーナーが外資系ファンドに会社の株を売却しようとしていることを聞かされる。もし会社が外資の傘下になって利益重視の経営に変わると、コスト削減のために人員整理が行われるかもしれない。会社としてのこだわりや職人気質の社員たちを守るためにどうすればいいか悩むとわ子を心配し、慎森(岡田将生)、鹿太郎(角田晃広)が続けざまにとわ子のマンションを訪れる。一方、八作(松田龍平)はレストランの仕事を休み、一人で旅に出ていた。後日、唄への届け物のために外出したとわ子は“謎の男”と偶然再会する。夢中になれることや仕事についての会話で徐々に打ち解けていく2人だったが、ひょんなことから話題はかごめのことに。すると、とわ子の口から、ずっと胸に秘めていた親友への思いが止めどなくあふれていき…。

「死んだ人を不幸だと思ってはならない」 「生きている人は幸せを目指さなければならない」という謎の男Xの言葉に救われた気分になったとわ子。

次の日、会社に出社したとわ子の元に、外資系ファンド・マディソンパートナーズの顧問の小鳥遊大史という人物が訪れた。小鳥遊は、シロクマハウジングの株の50%が、このマディソンパートナーズに売られ買収されたと告げた。

しかも、その“企業買収の悪魔”と呼ばれる小鳥遊大史は、謎の男Xと同一人物で、昨日会った雰囲気とは全く違う印象だった。

第8話「ファミレスの密会・深まる秘密の恋心」

しろくまハウジングが外資系ファンド・マディソンパートナーズに買収されてしまった。さらに、その責任者で“企業買収の悪魔”と呼ばれる人物が、最近親しくなったばかりの大史(オダギリジョー)だと分かり、とわ子(松たか子)は驚きを隠せない。ところが、社長のとわ子に退任要求を突きつける一方で、ビジネスとプライベートは別だと言い切る大史。仕事以外では、今までと変わらずとわ子と親しくしたいという。とわ子もまた、大史と過ごした楽しい時間を忘れられず、その申し出を受けることにする。そんな元妻の恋心を敏感に察した慎森(岡田将生)は、鹿太郎(角田晃広)をけしかけ、2人でとわ子のマンションへ。「好きな人、できた?」という直球質問にとわ子は…。一方、大史は自社の社長からの「ある命令」に従うため、とわ子に相談を持ちかける。恩義を感じている相手からの指示とはいえ、あまりにも“自分”がない大史の姿勢に納得できないとわ子は、大史をマンションに招いて説得を試みることに。しかし、そこへ慎森と鹿太郎、さらには八作(松田龍平)もやってきて…。

八作には気づかれるも、なんとか小鳥遊のことを隠すことに成功したとわ子。そして、小鳥遊は「寂しさを分けませんか?」ととわ子を抱きしめた。

第8話では、小鳥遊が過去語りをして、ヤングケアラーだったこと、女性とまともに付き合ったことがないなど悲しい過去が明かされました。

それにしても、元夫の苗字が田中、佐藤、中村と平凡だったのに対して、変わった苗字の小鳥遊さんという存在は意味深に感じます。

第9話「最後の決断・幸せの行方」

ビジネス上は敵対関係にありながら、心を通わせるとわ子(松たか子)と大史(オダギリジョー)。ところが、社長からの恩義に縛られることなく生きることを選んだ大史は、かねてから誘われていたマレーシアの会社に転職することを決断。さらに、現地では建築士としてとわ子の仕事も見込めるとして、とわ子に「人生を一緒に生きるパートナーになってくれませんか」とプロポーズをする。そのことを八作(松田龍平)に伝えた唄(豊嶋花)は、「取り乱すから」と慎森(岡田将生)には内緒にしておくようお願いするが、運悪くそこへ慎森が現れる。その後、バッティングセンターで大史と待ち合わせていたとわ子の元に、なぜか八作、慎森が現れる。慎森いわく、八作がプロボウラーと結婚することになった、と。困惑しながら結婚報告する八作の話を聞いていたとわ子だったが、そこに遅れてきた大史が現れて…。唄の応援もあり、四度目の結婚や新天地での生活に期待をふくらませつつも、一方では社長として会社と社員たちの行く末も気になるとわ子。そんな彼女に対して、元夫たちはそれぞれの思いを胸に行動を起こす。

とわ子は、小鳥遊に「僕のパートナーになりませんか?」とプロポーズされ、一度は結婚を考えたが、自分の気持ちに気づき別れることにした。

とわ子は、八作がまだ好きなことに気づいき八作に想いを伝え、両想いを確認した。しかし、八作を選んだけれども、一人で生きることにした。

そしてとわ子と八作は、結婚を続けていたら…という「ifもしも」の想像を楽しんだ。(この回想シーンは、なんちゃらホームのCMのよう?)

第10話(最終回)◆

「好きになれる自分と一緒にいたいし、一人でも幸せになれると思うんだよね」――。考えた末、四度目の結婚には踏み切らず、一人で生きていく道を選んだとわ子(松たか子)。八作(松田龍平)や鹿太郎(角田晃広)、慎森(岡田将生)ら3人の元夫との関係は相変わらずで、しろくまハウジングも買収前の平穏な日常を取り戻していた。ある日、オペレッタでとわ子は初恋の相手・甘勝岳人(竹財輝之助)と偶然再会する。親しげに思い出話に花を咲かせる甘勝に嫉妬した鹿太郎は、抑えきれない感情を共有するために慎森に電話をかけるが…。それからしばらくして、とわ子は自宅に置いていた亡くなった母の荷物が詰まった段ボール箱を偶然見つけ、中から旺介(岩松了)と離婚する前の母が書いた一通の手紙が出てくる。母の思わぬ一面に動揺するとわ子だったが、同時にこの手紙を出せなかった胸中を思って複雑な気持ちになる。すると、同じく手紙に気付いた唄(豊嶋花)が、送り先の人物に会いに行こうと提案する。

母の恋文にあった“まーさん”の家を訪ねると、そこには年配の女性(吹雪ジュン)がいた。とわ子の母は、まーさんに恋をしていたのだった。

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