『ストーカー逃げきれぬ愛』ネタバレ!最終回までのあらすじと衝撃の結末

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「ストーカー」を幅広く認知させ、スリリングな展開が話題となったドラマ『ストーカー逃げきれぬ愛』。この作品の怪演により渡部篤郎さんも知られるようになりましたね。そこで今回は1997年放送のドラマ『ストーカー逃げきれぬ愛』の最終回までのあらすじ・結末を相関図付きでご紹介いたします。

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『ストーカー逃げきれぬ愛』キャスト&相関図

登場人物とキャスト

岸本 海高岡早紀

ゴルフ練習場で働く。そこのレッスン・プロで妻子持ちの田所雅彦と不倫中。クリスマスに田所からクリスマスローズをプレゼントされるが、その後に田所が妻に大きな花束を持って帰宅する姿を見てしまい自暴自棄になる。それと同時に通りに向かいでばらばらになったクリスマスローズの花びらを拾う男(三枝)を見つけ自分のクリスマスローズを譲ったことから恐怖の日々が始まる。

三枝辰也渡部篤郎

総合病院の眼科医。病室に監禁していた婚約者が目の前で飛び降り亡くなったことでショックを受けていたところ、海に親切にされ付きまとうようになる。陰湿だが冷静沈着な一面も持つ。

岡部 聡河相我聞

三枝の生き別れの弟。幼少期から母に疎まれ、婿養子だった父と共に家を出た。

岸本 空遊井亮子

海の妹。音大生。経済的に苦しく姉と同居。仲は悪くないが、姉への対抗心から三枝の策略にハマっていく。

吉川智子井上晴美

海とゴルフクラブで働いていた友人。海の理解者で三枝の陰謀を知り対抗する。

田所雅彦神田正輝

プロゴルファー。妻子がおりながら海と愛人関係となる。三枝の付きまといにあう海を支える。

三枝次郎井澤健

三枝と聡の母が再婚後に産んだ異父弟。同居する辰也ほど愛されず、差をつけられて育つ。

三枝和枝赤座美代子

三枝と聡と次郎の母。三枝は溺愛するが何故か前夫と聡を憎悪している。

相関図

※無断転載ご遠慮ください。

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『ストーカー逃げきれぬ愛』最終回までのあらすじ

1話「君が運命だ」

ゴルフ練習場のショップに勤める岸本海(高岡早紀)は、レッスンプロ・田所雅彦(神田正輝)と不倫関係にあった。クリスマスイブの夜、妻の元へ早々に帰ってしまった田所と別れた海は、彼が妻用の花束を購入する姿を目撃してしまう。通りの向こうでは、男(渡部篤郎)が人とぶつかり、持っていた花束を落として踏みつけられていた。可哀相に思ったウミは、田所からもらったクリスマスローズの花束をその男に譲るが…。

初っ端から、病室で怯える女性入院患者が飛び降りてなくなる衝撃シーン。

後から分かりますが、この女性は三枝から監禁されていた女性なんです。

そんな男と知り合ったしまった海。

母さん、僕はイブに素敵な人に出会いました」と運命を勝手に感じる三枝に恐怖しかない!!

2話「危険な断り方」

プレゼントした花束を岸本海(高岡早紀)が受け取ったことで「自分の愛は受け入れられた」と確信した三枝辰也(渡部篤郎)は、あらゆる手段を使って海に接近を図る。海の自宅から出されたゴミ袋を持ち帰り、その中に彼女のクレジットカードの控えを見つけ出した三枝は、関係を深めるための一計を案じるが。そんななか三枝の罠で、田所と嫁が一緒にいる場面にウミが出くわし、それにより田所との別れを決意する。

三枝とドライブに出かけた海(なんでデートするかな)は、彼からプロポーズを受けますが、車のダッシュボードには海のクレジットの明細が!!

君はまだ、気付いていないんだよね。僕を愛していることに」→悦。

三枝の狂気はまだまだ序の口ですが、海を見失ってゴルフバッグを叩きつけたり、タクシー運転手にキレたりと少しづつ不気味さを小出しにする回でした。

3話「拒絶には罰を」

海は、三枝が彼女の職場で勝手に婚約発表していたことに唖然として猛然と抗議する。今後、一切の関わりを持つことを拒む海だったが、そんな彼女の拒絶がますます三枝の歪んだ愛を加速させる。今度は、吉川智子(井上晴美)や田所雅彦(神田正輝)ら海の同僚のもとに二人の結婚式の案内状が送りつけるが…。

着々と、結婚への外堀りを埋めていく三枝。

その行動力に早さには驚くばかり。やっぱお医者さまになるくらいだから頭の良いんだろうけど、違う方向に生かしすぎ。

海の妹・空にも接近した三枝。

そして、海が自宅に帰ると、空が客を家にあげていました。

お分かりですね。三枝です。キャー!!

4話「君を支配する」

ひったくりからバッグを取り戻してくれたことをきっかけにして妹の岸本空(遊井亮子) が三枝に信頼を寄せているのを知り、海は愕然とする。妹までに魔の手が及んでいることに恐怖を覚えた海は、以前に持ち出した三枝の行動予定表に”田所、ジ・エンド”の日付があるのが無性に気になっていた。そこには、三枝の恐るべき企みが隠されていた…。

三枝の工作により危機一髪の田所でしたが、海が彼を庇ったことで角膜裂傷の傷を負ってしまいます。(両目から出血とか、かなり危険なんじゃ…)

友人の智子が病院を変えてくれとお願いするも、田所の決断で三枝が手術を行いました。

そんななか、お互いに利害が一致した三枝と田所の妻・冴子が結託。

海を守ろうとする三枝の弟・聡は、田所に「あいつはやばいんだ。」と警告してくれましたが、どうなるのか。

5話「壊れていく男」

岸本海(高岡早紀)の目の包帯が取れる日がやってきた。海は無事に視力を回復するが、岡部聡(河相我聞)から、海が怪我を負った時の事故は三枝辰也(渡部篤郎)が仕組んだものだと聞かされる。さらに三枝が睡眠薬を自分に飲ませていた事を知り、不安を募らせた海は、無断で退院する。

自宅に戻った海に「三枝さんに失礼。断り方が中途半端。」となじる妹の空。

かなり三枝の洗脳が効いている様子。

一方、海に拒絶された三枝は幼少期の母との出来事がフラッシュバック。

発作を起こした三枝は海に元に向かい「頼むよ。頼むからさ、僕を無視しないでよ。僕を見捨てないでよ。僕を愛してよ…」と懇願。

その後 海は、聡と田所の妻・冴子が児童養護施設で以前に出会っていたいたことを知ります。徐々に登場人物が繋がってくる5話。

最後は、海の目の前で三枝と空がキスを交わし…。

6話「君は僕の一部だ」

海に拒絶された三枝の行動は悪意に満ちたものとなっていく。岸本空(遊井亮子)が自分に気を寄せていると知ると、これを利用し、ピアノを習うことを口実として海の自宅に出入りするように。そこで三枝は盗聴器を仕掛ける機会をうかがっていた。

三枝に盗聴器をしかけられたせいで、海と空のもめごと、友人・智子が三枝の実家を訪ねたことも、すべて筒抜け。

智子は三枝の工作でエレベーターに閉じ込められるが、聡が救出。どこにでも現れる聡。GJ!

自分のせいで周囲に危険が及んでいることに心を痛めた海は、三枝に私を抱けば満足なのかと問いますが、彼は「心が欲しい」と答えます。

これまでの三枝の言動から海が「YES」と言う訳もなく「あなたなんかに絶対に心はあげない!」とキッパリ言い放つのでした。

7話「侵入」

三枝から逃げられないことを思い知らされた海は、三枝を一層 憎む。だが、三枝にとっては、憎まれることすら海の頭の中に自分が存在することであり、倒錯した喜びを感じていた。しかし、肉体的に海を自分のものにできないイラだちを抑えきれず、身代わりに空を抱く。三枝の愛をついに手に入れたと確信した空は、三枝と暮すために家を出るが…。

空と関係を結んだことをキッカケに三枝は、海の部屋に侵入して彼女の化粧品を使ったり、ベッドに顔をうずめ、見つけた髪の毛を舐める始末。

聞こえるよ。君の息遣い。君の胸の鼓動が。僕には聞こえる

極めつけは、浴槽に頭までつかるが、目は開けたままの三枝。サイコだわ~。

今回は聡が三枝の実家を訪れ、彼が自分の兄だと知ることになります。

そして盗聴器の存在に気づいた海は、鍵を交換したことや新しい鍵の場所をわざと三枝に聞かせおびきよせます。

そして、のこのこやってきた三枝は家宅侵入によって警察に逮捕

三枝が逮捕されたことで海には束の間の“やすらぎ”が訪れたように思えますが、長くは続かず…。

8話「嫌がらせ」

三枝辰也(渡部篤郎)が逮捕され、岸本海(高岡早紀)に平和な日々が訪れたのも束の間、三枝はすぐに釈放される。母の三枝和枝(赤座美代子)が有能な弁護士をつけたのだ。三枝は母から、今後一切つきまとわないという誓約書を海に渡すことを指示される。せめて遠くから見守ることを許して欲しいと海に懇願する三枝だったが、それすらも拒否され…。

三枝の異父弟・次郎の店に集まり、パーティーをしていた海、空、智子の前に三枝が現れます。

これでもう君と僕は、永遠に離れられない。」と言った直後、三枝は自分の腹にナイフを突きたてました。(命に別状はなかった)

そんななか、三枝の母が「どこまで辰也(三枝)を苦しめるの!」と海をビンタ。

一方、過保護で過干渉の母と決別した三枝は、海にクロロホルム?を嗅がせて拉致します。

監禁された海。まだまだ苦難の日々は続きます。

9話「監禁」

海を誘拐し、別荘に監禁した三枝。その日から三枝にとっては”愛”の、海にとって”地獄”の生活が始まった。一方、岡部聡(河相我聞)は生き別れの兄が三枝であったことに思い悩むが、海が行方不明であることを聞き、意を決して三枝の部屋を訪ねる。ところが、そこで聡を迎えたのは幼い頃に彼を捨てた母親だった。

海は監禁された別荘で壁に書かれた「助けて」という文字を発見。

それは、かつて病室から飛び降りた女性が残したものでした。

脱出することは難しいと感じた海は、ウェディングドレスを着て三枝を誘い出し、隠し持っていたフォークで三枝の咽に付きつけますが、彼に制止され失敗。

その頃、海が監禁されていると知った聡は別荘にたどり着きますが、三枝に足を刺されてしまいます。

なんとか海を連れて工事現場のプレハブにたどり着いた聡。

しかし、聡が自分の弟だと知った三枝は「傷つけて。悪かったね。お前が父さんと行ってしまった時、本当に悲しかった。どうしてお前は俺から大事なものを奪うんだ。どうしてなんだ!!。」と鎌をドアに突き立てます。

もう完全に情緒が崩壊している三枝。なんだかコントに見えてくるからスゴイ。

いよいよ最終回。どうなる?!

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『ストーカー逃げきれぬ愛』最終回の結末ネタバレ

最終回(10話)「君と永遠に…」

実の弟・聡に海を奪い去られた三枝の怒りは殺意へと変った。三枝は、海と聡が逃げ込んだ小屋に火を放ち、聡と対決すべく自らも燃え盛る小屋の中へ入っていく。海は、なんとか脱出するが、聡は重傷を負ってしまう。小屋は三枝を残したまま崩れ落ちるが、焼け跡からは三枝の遺体は発見されなかった。

遺体が見つからないとか「絶対に生存してるやん」と思わせるような三枝の最後。

海を助け出した聡は火事が原因で肝機能が低下し、肝臓移植を行わなければならないほど危険な状態にありました。

異父弟・次郎(井澤健)の肝臓は不適合で母親は提供を拒否したので、残る望みは三枝のみ。

そこで海は三枝を探し出し、肝臓を提供してくれるかわりに「僕と一生、一緒にいてくれ」という彼の要求を承諾しました。

しかし同意書を書いた直後、三枝は海にナイフを突きつけて屋上に上がり、海と共に飛び降りようとします。

海の気持ちが自分にないことにようやく気付いたのです。遅っ!

一緒に亡くなることを承諾する海でしたが、三枝はそんな彼女を微笑みながら見届け、「ありがとう」と言って一人で飛び降りました。

その後、三枝の遺体から取り出した肝臓は見事に聡に適合し、助かりました。(田所もツアーに参戦できるようになり平穏な日々を取り戻します。)

そしてラスト。

街を歩いていた海は、すれ違った男に何かを感じて振り向きますが、そこには三枝の顔が!

これは現実なのか、それとも幻覚なのか…。ミステリーやホラーにありがちな余韻を残した最後となりました。

本作はツッコミどころ満載のシーンも多かったですが、見返してみると息をもつかせないテンポの良さに、古さはあまり感じず楽しめました。

25年前というと「ストーカー規制法」が制定される前で、「ストーカー」という言葉が出始めた頃でした。

このドラマをキッカケに「ストーカー」と言う言葉の認知度が上がり、相手に精神的な攻撃を与えるだけでも罪になるということが分かりやすく描かれていると思います。

そして、このドラマが今でも記憶に残っているのは、やはり渡部篤郎さんの怪演にあるでしょう。(活舌の悪さもこの頃からwww)

渡部さんは、この作品を機に『永遠の仔』、『ケイゾク』、『ビューティフルライフ』など次々と話題作に出演していきました。

ちなみに『ストーカー逃げきれぬ愛』は、残念ながら動画配信もされておらず、DVDも販売されていないんですよね。

CSでもBSでも良いので、ぜひ再放送してもらいたいな~。

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