『怪物(韓国ドラマ)』ネタバレ!最終回までのあらすじ結末を相関図付きで解説

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韓国の心理サスペンスドラマ『怪物』は、練りに練り込まれた脚本、キャストたちの圧倒される演技合戦が魅力のまさに怪物級の傑作です。今回は日本でリメイクも決定した『怪物』の最終回までのあらすじを相関図付きでご紹介します。

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『怪物』相関図

※無断転載禁止

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『怪物』全話あらすじ

1話「現れる」

ムンジュ市マニャンに住む女子大生のイ・ユヨンが、自宅の庭に指の第一関節だけ残して失踪するという事件が発生。その事件は未解決のまま20年が過ぎる。ユヨンの双子の兄であるドンシクは警官になり、マニャン派出所に勤務している。そこにエリートのハン・ジュウォン警部補が異動してくる。気の合わない2人だがナム・サンベ所長の命令でパートナーを組むことに。そしてパトロール中に通報を受け認知症の老人の捜索へ行くのだが…(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ドンシクとジュオンは指先が切られた白骨化した遺体を発見する。

2話「消える」

葦原で指先を切られた白骨遺体を発見したドンシクとジュウォンは取り調べを受ける。遺体の身元を知っている様子のジュウォンをドンシクが問い詰めるが答えようとしない。そしてジュウォンは20年前の事件を調べ始め、ユヨンとパン・ジュソンの事件の調書がなくなっていることに気付く。一方、マニャンスーパーの店主カン・ジンムクの娘ミンジョンが何日も帰っていないことを知ったドンシクはソウルまで捜しに行く。(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

身元不明の遺体はユヨンではなかった。

実はその遺体は、上の許可を得ずにおとり捜査するためジュオンが利用した女性だった。

事件を追うジュオンに対して、父で警視総監次官のハン・ギファンは、女性の身元が分かれば親子共々終わりだからこれ以上首をつっこむなと警告する。

署長のサンベはジュオンに、ドンシクは真冬の早朝でも娘をずっと待ち続け凍死した父、正気を失って入院する母の恨みを晴らすため警察官として働いていると話した。

そんななかドンシクの元職場である広域捜査隊が、事件について嗅ぎまわっていることが判明する。

その頃ドンシクは、マニャンスーパーの店主カン・ジンムクの娘・ミンジョンの行方を探すためソウルのクラブを訪れ、泥酔するミンジョンを発見する。

かつてドンシクの両親は身よりのなかったジンムクの面倒をみており、ドンシクにとってミンジョンは娘のような存在だった。

そんなミジョンが、保護された派出所をこっそり抜け出し行方不明に。

3話「笑う」

マニャンスーパーの前でミンジョンの指先を発見したドンシクとジュウォンは、ムンジュ署で参考人として聴取を受ける。だがジュウォンは被害者のミンジョンと親交のあったオ・ジファが捜査を担当することに反発する。一方、ミンジョンのにおいを追っていた警察犬がシムジュ山で飛ばし携帯を発見する。その携帯にはジュウォン宛てにメールを送信した履歴が3件残っていた。その件について、ジュウォンはジファから事情を聞かれるが…(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ドンシクとジュウォンはお互いに疑念の目を向ける。

ジュウォンは、派出所の書庫で無くなったはずのユヨンとパン・ジュソンの事件の調書が戻っていることを確認し、パク・ジョンジェがドンシクと共犯ではないかと疑う。

そんななか、ミンジョンの捜査のなかで見つかった飛ばし携帯からジュオン宛てにメールを送信した履歴を見つけたオ・ジファは、ジュオンを追及する。

ギファンは、ジュオンの元家庭教師で検事のクォン・ヒョクを利用して科捜研で出た携帯の履歴もみ消そうとするが、その携帯から身元不明の女性の遺体と同じDNAが検出される。

ジュオンはなぜシムジュ山で、おとり捜査に利用した女性の携帯が見つかったのか考えた。

ジュオンはこの件で休職することになり、ドンシクは笑いながら見送るのだった。

4話「泣く」

ミンジョンの失踪事件の容疑者として緊急逮捕されたドンシク。家の地下室からミンジョンの血痕が見つかったのだ。しかし血痕は1滴しか見つからず、別の場所で犯行が行われたと考えたジュウォンは、ジェイの店を家宅捜索する。結局はミンジョンが失踪した夜、ジョンジェがドンシクと一緒にいたと証言したため釈放される。実は20年前の事件でもドンシクが釈放されたのは、ジョンジェがドンシクのアリバイを証言したからだった。(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ジュオンは犯行場所としてミンジョン精肉店を疑い捜査するが、包丁から女性の血痕が少量みつかる。

それはカン・ミンジョンの行方不明になった母のものだった。

そんななかジュオンの父のギファン、ジョンジェの母で議員のヘウォン、建設会社代表のイ・チャンジンは会食していた。

チャンジンは、ミンジョンの失踪事件を収束するため、新都市再開発計画を警察にも手伝って欲しいと持ち掛ける。

チャンジンの根回しによって、ミンジョンは真面目な学生ではなく不良少女だという情報が報じられ、彼女は被害者ではなく家出しただけだと思われてしまう。

ジュオンはドンシクに銃をつきつけ自白を強要するが、ドンシクは口を割らない。

ジュオンはドンシクがかつて言っていた「誰がやったのかが、そんなに大事なことか?」という言葉を思いだし、ドンシクが誰かを庇っているのではないかと推測する…。

5話「だまされる」

ジュウォンは20年にわたる連続殺人事件が起こっていると記者たちの前で主張するも、父親であるハン・ギファン次長が記者会見を開き、その主張を否定する。一方、カン・ジンムクはムンジュ市の再開発関連のイベントに出席し、娘であるミンジョンの事件のせいで再開発が中断することは望んでいないと発言する。ジンムクを止めるためイベントに駆けつけたドンシクは、ト・ヘウォン議員とJL建設のイ・チャンジン代表に対面するのだが…(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ジュオンはドンシクの前で、うっかりおとり捜査で利用して遺体で見つかった女性の名前を明かしてしまう。

イベントでジンムクを力づくで止めたドンシクは、ジファの元夫でJL建設のイ・チャンジンのボディーガードと揉み合う。

ドンシクを助けたジュオンも署に連行されるが、二人の距離は少し近づいた。

6話「だます」

ジンムクはドンシクに電話をかけて、ジュウォンの連絡先を教えてほしいと頼む。それはミンジョンの事件の捜査を依頼するためだった。そしてジュウォンはジンムクの証言を録音する。その後、ムンジュ警察署の防犯カメラ管理室の入退室記録を手に入れたジュウォンは、ナム・サンベ所長が書庫と廊下の防犯カメラの映像を消したことに気付く。そのことについて所長を問い詰めるが、一度だけ見逃してほしいと言われてしまう。(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ジファは、ドンシクが弟のジフンを疑っていることを知り、犯人が親友のジョンジェであって欲しいと言い「私、怪物みたいでしょ」と泣いた。

そんなみんなの様子を見ていたジンムクが現れたとき、ドンシクは…。

7話「釣る」

失踪したミンジョンの携帯からジンムク宛てにメールが届く。ドンシクとジュウォンは、ミンジョンが失踪した日の出来事を思い出したというジンムクに呼び出される。会食の途中でジェイが消えたという話を聞かされた2人は、事情を聞きにマニャン精肉店へ行く。そこに警察署へ連れていかれたジフンが現れて、ジョンジェが代わりに捕まったことを知る。それを聞いたドンシクは留置場にいるジョンジェに会いに行くのだが…(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ミンジョンの携帯電話を精肉店の裏で見つけたドンシクは、ジンムクに「私を出して」とメッセージを送る。

ミンジョンが命を奪われた日、ドンシクはミンジョンが心配になりマニョンスーパーを訪れた。

ジンムクは皆が集まっている精肉店に行って留守だったため、ドンシクはミンジョンが忘れていったで家のなかに入る。

そして地下室でミンジョンの指、そして漬物の壺からジュオンがおとり捜査で利用した女性の携帯を見つける。

しかし韓国では、遺体がない殺人は立件されないことを妹・ユヨンの件で知っていたドンシクは、ミンジョンの携帯を精肉店の裏に隠し、確実な証拠が見つかるまで黙っておくことにしたのだった。

ドンシクとジェイジンムクを逮捕するため協力することになった。

そんななかジェイが経営する精肉店にドンシクが現れ、失踪した母親の髪飾りと遺体がある場所を記したメモを置いていく。

その頃、ジュオンはドンシクを問い詰めていたが、ジェイから連絡をうけてジョンジェにムンジュ川の石碑に向かうように指示した。

その後、ジュオンとジンムクはミンジョンの遺体を掘り起こそうとするドンシクを逮捕した。

8話「釣られる」

ミンジョンの殺害等の容疑でジンムクが逮捕される。罪を認めようとしないジンムクだが、ドンシクとジュウォンには話をすると言う。ドンシクに、ミンジョンは実の娘ではないだろうと問い詰められたジンムクは逆上してドンシクの首を絞める。そのあと、ジュウォンはミンジョンの殺害の前日にジンムクが来ていた釜山に行き、ジンムクの妻であるユン・ミヘを捜す。そこにドンシクも現れて一緒にマリアという店に向かう。(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

位置情報からジンムクはミンジョンの命を奪った前日に、釜山の「マリア」という店の前に来ていたことが分かった。

ドンシクとジュウォンは「マリア」を訪れるが、去年ユン・ミヘという女性が交通事故で亡くなっていることが判明する。

しかしドンシクたちは、ミヘが生きていると偽りドンシクの自供を引き出すことにする。

ドンシクはユヨン殺害だけは否定し、亡くなったユヨンを発見して遺体を埋めたことを匂わせた。

そしてミヘを連れてくれば、ユヨンを埋めた場所を教えると取引を持ち掛けた。

そしてドンシクの自供通り、マニョン精肉店からはジェイの母の遺体が発見された。

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9話「浮かぶ」

ジンムクが自殺してから3か月がたち、休職していたジュウォンがマニャン派出所に戻ってきた。時を同じくして、行方をくらましていたジェイがムンジュ警察署に出頭する。ジェイが現れたのは、ジンムクが自殺した日にナイフを持ってムンジュ警察署に向かう自分の姿が映った車載カメラの映像を警察に渡すと、何者かに脅迫されたためだった。ジェイはジンムクを殺すつもりだったが、留置場には入れなかったと答える。(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ユヨンが亡くなった頃、高校生だったドンシク、ジョンジェ、ジファは“アジト”と言う鹿牧場に良く集まっていた。

しかしユヨンの事件後に、持ち主だったジョンジェの母・ヘウォンは、縁起が悪いと建設会社代表のイ・チャンジンに売却していたことが発覚する。

マニョン派出所の警察官たちが”アジト”跡を掘り起こすと、白骨遺体を発見するがユヨンのものではなかった。

そんななか寝た切りのドンシクの母が、「ボイラーのある場所の工事だけはしないで」と呟いた。

ドンシクが自宅のボイラー場所の壁を叩き壊すと、ドンシクがユヨンの大学合格祝いに渡した指輪をはめた白骨遺体が出てきた。

10話「沈む」

ジンムクの自殺教唆および自殺ほう助罪でナム所長が緊急逮捕される。マニャン派出所の所長室にある金庫の中から、釣り糸とユン・ミヘの死体検案書が見つかったのだ。所長室にはマニャン派出所の職員なら誰でも出入りすることができたが、ドンシクはジュウォンの仕業ではないかと疑い、問い詰めるがはぐらかされてしまう。そしてドンシクはジェイに送られてきた脅迫メールの送信者を突き止め、それをジェイに伝えるが…(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ナム所長は釈放されるが、ジュウォンは彼の財布にGPSを付けて尾行する。

そんなかジュオンは父のギファンから、これ以上過去の事件を追うのを止めるように指示する。

ユヨンの遺体は解剖に回されるが、死因は首を絞められて亡くなっていないことが判明し、ジンムクが関わっていないと証言したことが明らかになった。

ユヨンの身体には複数にわたり骨折したあとが分かり、車で何度も轢かれた可能性が出てきた。

ナム所長を尾行していたジュオンは、彼が拉致されるところを目撃して、すぐにドンシクに連絡する。

ドンシクが駆けつけると、所長の遺体の横で崩れ落ちるジュオンがいた。

11話「締める」

ナム所長が何者かに殺害され、犯人を捕まえるためドンシクとジュウォンは調査を始める。所長が殺害された日に後を追っていたジュウォンは、所長が誰に会ったのかは分からないが本庁に行っていたことや、本庁のロビーでファン警部補とチョ巡査部長に出くわしたことをドンシクに伝える。ジフンとジェイはファン警部補を尾行し、ジョンジェはチョ巡査部長の通話明細書を確認、ジファはその日に何があったか再調査することに。(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

チョ巡査部長の通話記録を調べると、本庁のギファンと連絡を取っていたことが分かる。

父のギファンに呼び出されたジュオンは、父が鑑定書の件には関わっていないことを感じる。

ドンシクとジュウォンはチョ巡査部長に話を聞くことにした。

チョ巡査部長はナム所長に呼び出されたとき、パン・ジュソンの遺体発見現場に落ちていたギターピックの鑑定書が無くなった件と今回の件が似ていると聞いた。

そしてナム所長は、鑑定書を処分したのがチョ署長だと指摘したという。

ナム所長の命を奪ったのがチョ巡査部長と疑うドンシクとジュウォンだったが、チョ巡査部長は留置所にナム所長と面会したのは自分だけでなくチョ署長が来てていたことを明かした。

ジョンジェは母・ヘウォンに、ジンムクが亡くなった件を問い正し、ジュウォンはチョ署長にヘウォンとの関係を尋ねた。

ドンシクがジョンジェに「お前が隠している地獄は何だ」と問うと、「覚えていない」と答えた。

ジョンジェは21年前にユヨンを轢き、ヘウォンが建設会社代表のイ・チャンジンに隠蔽を依頼したのだが、当時の記憶をなくしていた。

12話「ほどく」

ナム所長が言っていた鑑定書が、ギターピックの鑑定書だと突き止めたクォン検事は、そのことをハン・ギファン次長に報告する。21年前、パン・ジュソンの遺体発見現場にギターピックが落ちていたため、持ち主であるドンシクが逮捕されたのだった。しかし鑑定を依頼した記録は残っているが鑑定書自体は消えてしまっていた。実はギターピックからジョンジェの指紋が出て、ジョンジェの母であるト議員が鑑定書を処分したのだが…(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ドンシクの詰問によりジュウォンは、ユヨンが亡くなった日のことを思い出した。

あの日、携帯でユヨンを呼び出したジュウォンだったが、酔っぱらっていたジュウォンを見てユヨンは帰った。

その後、ジュウォンは薬を飲んで朦朧として車に乗り猛スピードでユヨンを追いかけるが、途中で倒れているユヨンを轢いてしまったのだった。

ドンシクはジュウォンが「ユヨンは道に倒れた状態だった」と聞き、最初に彼女を撥ねた人物がいると考える。

13話「問う」

ユヨンの失踪事件の頃の記憶がなかったジョンジェが記憶を取り戻し、ユヨンを車でひいたことを認める。しかし、その時のユヨンは倒れている状態だったと言う。イム巡査長が、ユヨンは立っている状態でひかれたと言っていたため、ドンシクは最初にひいた犯人が別にいるのではないかと考える。そして、ドンシクはイ・チャンジンがハン次長に会おうとしていたことをジファから聞き、それをジュウォンに伝えるのだが…(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ドンシクは ギファンによって21年前に事件が不自然に処理されたことを怪しみ、それを聞いたジュウォンはあることを計画する。

そんななかギファンの裏金問題がジュウオンによってリークされ、マスコミに報道される。

記者たちがギファンを取り囲むなか、ドンシクはジュウォンに手錠をかける。

14話「答える」

ハン次長の人事聴聞会が行われている場で、イ・グムファ殺害事件に関する容疑でジュウォンがドンシクに逮捕されてしまう。これはハン次長を陥れるための芝居だったのだが、ドンシクとの約束を破ってジュウォンが罪を認めてしまったため、ジュウォンは停職処分になる。一方、ジョンジェはイ・チャンジンを葦原に呼び出す。そこに来ていたト議員がイ・チャンジンに、ハン次長と何をたくらんでいるのかと問い詰める。(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

ジュオンは父・ギファンと建設会社代表・チャンジンの会話を盗聴し、ユヨンを車でひいた真犯人がギファンであることを知る。

15話「離す」

ハン次長の車に盗聴器を仕掛けたジュウォン。イ・チャンジンとハン次長の会話から、21年前にハン次長がユヨンを車でひいたことを知ってしまう。ショックを受け、その会話の録音データをドンシクに聞かせたジュウォンは、事実を知りハン次長の所へ行こうとするドンシクを止めて、この件は自分に任せてほしいと言う。それから1週間後、ジュウォンが逮捕されたことにより中断していたハン次長の人事聴聞会が再び開かれるが…(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

すべてを知ったジュオンは、自分が怪物になってでも父を捕まえるとドンシクに誓った。

一方ギファンは、チャンジンがジンムクを殺した証拠を握る署長を狙うように指示した。

ジュオンはドンシクの携帯を借りた際、チョン署長にが「1人で自宅へ来るように」とドンシクに宛てたメッセージを見てしまう。

不審に思ったジュオンは、ドンシクに内緒で署長の自宅に向かう。

後から気づいたドンシクが署長の家に到着すると、そこには血だまりに立つジュオンの姿があった。

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『怪物』最終回の結末

最終回(16話)「つかむ」

ジュウォンはチョン・チョルムン署長の様子を確認するため家の中に入っていくが、既にチョン署長は殺されていた。一方、精神病院に入れられていたジョンジェは、自分のために母親がナム所長とジンムクを殺したのではないかと疑い、ドンシクにそれが事実かどうか確認してほしいと頼む。そして長官になったハン・ギファンは自分の罪が明らかになることを恐れ、検事のヒョクを使おうとするも裏切られ、窮地に追い込まれる。(C) JTBC Studios Co., Ltd. all rights reserved.

チョン署長には、ジュオンが到着する前にチャンジンの手によってすでに息絶えていた。

それはドンシクを犯人にするためのチャンジンだった。

ジファは殺害の容疑でチョン署長にを緊急逮捕した。

ジュウォンはジェイと共に精神病院からジョンジェを連れ出し、自首を促したがジョンジェは21年も経ったから逮捕して欲しいと頼んだ。

一方、ヘウォンは、ドンシクからギファンチャンジンが息子であるジジョンジェに罪をかぶせたと知らされた。

ドンシクはチャンジンのいる留置所に向かい、ジンムクにユンの死体検案書と釣り糸を渡し自殺させたこと、ナム・サンベ所長を殴って命を奪ったことを自白させようとする。

ドンシクは持ってきたバットでチャンジンを殴ろうとしたところで、ヘウォンの逮捕状を持ったジュウォンがやって来た。

ヘウォンはユヨンの事件を発端とする容疑を認めた。

あの日、ギターピックをパン・ジュソンの横に置いたのはジョンジェに罪をきせようとしたドンシクだった。

それに気づいた当時のヘウォンは警察に通報しようとしたが、ドンシクからジョンジェがユアンを轢いたことをバラすと脅され、鹿牧場の鍵を渡した。

それからドンシクは次々と女性を毒牙にかけ、鹿牧場に埋めていたのだった。

ヘウォンによって、チャンジンギファンが、ジンムクとナム・サンベ所長が亡くなった件に関わっていることを自白したため、ついにジュンオンはギファンの元へ。

追い詰められたギファンは拳銃で自殺を図るが、寸前でドンシクが現れて逮捕に至った。

そしてジュンオンには、ミンジョンの指を店の前に置き捜査を妨害したドンシクを逮捕する仕事が残っていた。

両手を差し出すドンシク。

ジュンオンは涙を浮かべながら彼の手を握って手錠をかけた。

その後、ギファンには無期懲役の判決が下されるが、控訴した。

ヘウォンは懲役9年の判決を受けるが控訴し、息子のジョンジェは懲役3年の判決を受けるが控訴はしなかった。

ドンシクは事件解決のために犯した罪ということで懲役1年執行猶予2年の判決、ジュンオンの職権乱用の件は不起訴となった。

そしてナム所長の命日の日に、ジェイの精肉店にはジュウォン、執行猶予中のドンシク、ジファらが集まり、チゲ鍋を囲むのだった。

『怪物』感想

最初からドンシクの不気味な笑顔がミスリードとなり、怪しさ全開だったのですが、前半でユアン以外の事件の犯人はジンムクだと判明しました。

さすが「演技の神様」シン・ハギュン。目を真っ赤に充血させ変幻自在な表情には圧倒されます。

半沢直樹ばりの顔演技の尺も長いw

それに対比すように、ヨ・ジングの静かで憂いのある表情も素敵です。

日本のドラマならサイコパスのジンムク逮捕で普通なら終わっても良いところですが、そこはさすが韓国。

ジンムクは口封じのために消され、ユアンの遺体が発見されるところから長い後半戦がスタート。

前半は猟奇的事件の真相、後半は利権をめぐる事件の隠蔽を追及していく流れになっていきます。

結論から言うと、みんなが「怪物」の一面を持っており、毎話「怪物」となる登場人物がタイトルと共に映し出される演出もかっこよかったです。

そして「怪物」を捕まえるには「怪物」になるしかなかったドンシクとジュオンをはじめとした人物の繊細な描写も、見ごたえ抜群。

お互いに疑っていたドンシクとジュウォンが次第にバディとなり、真実を追い求め、最後は共に地獄へ落ちようとする姿にもしびれました。

16話あってけっこう疲れますが、伏線もちゃんと回収され希望の持てるラストだったので見終わったあとはスッキリ。

コメディやラブシーンは一切なく、閉塞感漂うなかでゴリゴリのシリアスを貫いているため、ながら見は厳禁。

展開が早いのですぐに置いてきぼりにされてしまいます。

なお、本作は、WOWOWで日本版としてリメイクが決定しています。

時間がある方は、韓国版と日本版を見比べてみるのもおすすめです。

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