『ピーターパン』実写化のキャスト・吹き替え声優一覧!原作の悲しいあらすじも

ディズニー

いまなお愛されるディズニーの名作で、1953年に公開されたアニメ『ピーターパン』が実写化されますが、誰がどのキャラクターを演じ、日本語吹き替え声優は誰が務めるのか気になりますよね。そこで今回は実写版『ピーターパン』のキャストと声優をご紹介いたします。

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実写『ピーターパン』キャスト・吹き替え声優一覧

実写版『ピーターパン』では、ステレオタイプの登場人物を廃し、様々な人種の俳優がキャスティングされています。

ピータ―パンアレクサンダー・モロニー

アレクサンダー・モロニー

ネバーランドに住んでいて、大人になることを拒否する少年・ピーターパンを演じるのは、イギリス出身の新人の子役アレクサンダー・モロニーくんです。

アレクサンダーくんは、現在13歳。2017年頃からイギリスのドラマなどに出演していますが、映画出演は初めてとなります。

ウェンディエヴァー・アンダーソン

エヴァー・アンダーソン

メアリー・ダーリング夫妻の長女で、ピーターパンに連れられ弟のジョンとマイケルと一緒にネバーランドに旅をするウェンディを演じるのは、女優ミラ・ジョヴォヴィッチの娘エヴァー・アンダーソン。

2007年11月生まれの14歳で、父ポール・W・S・アンダーソンが監督し、母ミラが主演した『バイオハザード: ザ・ファイナル』で女優デビューしました。

最近では、スカーレット・ヨハンソンが主演した『ブラック・ウィドウ』で、スカーレット演じる“美しき最強のスパイ”ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフの幼少期を演じています。


『フィフス・エレメント』 でヒロインを演じた頃の母親ミラに、ミステリアスなところがソックリで、ファンとしてはワクワクします。

ジョンジョシュア・ピカリング

ジョシュア・ピカリング

ウェンディの弟を演じるのは、2007年12月6日生まれで現在13歳のジョシュア・ピカリングくんです。

幼少期から地元の演劇グループに所属しており、その演技力に期待が高まります。

マイケルジェイコビ・ジュペ

ジェイコビ・ジュペ

ウェンディの弟を演じるのはジェイコビ・ジュペくんで、兄・ノア・ジュペも子役として活躍しています。

愛くるしい末っ子をキュートに演じてくれそうです。

フック船長ジュード・ロウ

ピータ―パンから左手を切り落とされ復讐心に燃える本作のヴィランズであるフック船長を演じるのは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズで知られるジュード・ロウです。

ギラギラした感じが、思ったよりフック船長ですねwww。原作でフック船長は、青い瞳を持つハンサムな男として描かれているのでピッタリです。

最近、ディズニー実写化では、『美女と野獣』 のガストンを演じたルーク・エヴァンスのように、イケメンが悪役を演じることが多くなりました。

アメリカで「最もセクシーな男性」の常連であるジュード・ロウが演じるフック船長も人気が出そうです。

ミスタースミージム・ガフィガン

ジム・ガフィガン

フック船長に忠実な一等航海士スミー氏を演じるのは、アメリカのスタンダップコメディアンであるジム・ガフィガン。

フック船長の助けになるどころか、いつも失敗してフック船長とワニに追いかけられるスミーを、コミカルの演じてくれそうです。

ティンカー・ベルヤラ・シャヒディ

ヤラ・シャヒディ

ピータ―パンの親友で頭が良い妖精ティンカー・ベルを演じるのは『Grown‐ish』(原題)の出演で知られるヤラ・シャヒディ。

アフリカ系アメリカ人の母親とイラン人の父親を持つヤラは、女性の権利や社会問題に興味を持ち活動しています。

あのオバマ大統領もヤラの活動に感銘を受け、彼女がハーバード大学に進学するときには推薦状を書いてくれた逸話もあります。

アニメでは、ティンカー・ベルは、白い肌をしていますが、ヤラは黒人です。

最近、『スターウォーズ』の主役を黒人であるジョン・ボイエガが演じたり、実写版『リトルマーメイド』のアリエルが黒人のハリーベイリーだったり、黒人をメインキャストに起用する作品が増えています。

『リトルマーメイド』は公開されていないの分かりませんが、『スターウォーズ』でいえば、 黒人が主役を演じても、作品の人気は衰えませんでした。そんな成功例もあって、『ピーター・パン』でも、思い切った配役が実現したのかもしれませんね。

タイガーリリーアリッサ・アルック

アリッサ・アルック

ネバーランドのネイティブアメリカン部族の戦士の王女を演じるのは新人女優のアリッサ・アルック。

アリッサは数本の短編映画にしか出演しておらず知名度はまだ低いですが、カナダのな先住民族の集まる地域ファーストネーション出身であることからタイガー・リリー役に抜擢されました。

アニメでは、フック船長に捕われたところをピーター・パンに助けてもらい、お礼にインディアンのリーダーとしてピーター・パンを指名するシーンがありますが、アリッサがどう演じるのか楽しみです。

父親ジョージアラン・テュディック

アラン・テュディック

銀行会計士として働くウェンディたちの父親を演じるのは、アメリカでは、俳優はもちろん、ディズニー御用達の声優として知られているアラン・テュディック。

映画『シュガー・ラッシュ』のキャンディ大王役でアニー賞最優秀声優賞を受賞したのをキッカケに、『アナと雪の女王』ではカツラのウェーゼルトン公爵、『モアナと伝説の海』ニワトリのヘイヘイ、『ズートピア』イイズナのデューク・ウィーゼルトン、『アナと雪の女王2』ノーサルドラのリーダー、実写『アラジン』オウムのイアーゴなど多くのディズニー作品の声優を担当しました。

また2004年に公開されたウィル・スミス主演の『アイ,ロボット』では、アランとして画面に登場はしていないものの、ロボット・サニーの中身を演じました。

今回の『ピーターパン』は、声の出演だけではなく、実際のアランの演技が見れるので楽しみですね。

私生活では、2016年にダンサー兼振付師のカリッサ・バートンと結婚しています。

母親メアリーモリー・パーカー

モリー・パーカー

ウェンディら子供たちに愛情深く接する母・メアリーを演じるのは、カナダ出身の女優モリー・パーカー。

3歳の頃からダンスを習い、14歳より演技の勉強をし始めたモリーは、俳優だった叔父のエージェントと契約し芸能界に入りました。

女優として注目されたキッカケは、1996年の公開された『キスト』という作品です。そこでモリーは、屍体愛好者の主人公・サンドラという難役を好演して、評価されました。

アメリカでは演技派として知られているモリー。他に映画『1922』で妻アルレット、SFドラマ『ロスト・イン・スペース』モーリーン役などに出演しています。

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『ピーターパン』原作のあらすじ

ウェンディが、両親が希望する寄宿学校への入学を拒否して、2人の弟と一緒に魔法国ネバーランドに旅に出て、大人になりたくない少年・ピーターパン、小さな妖精ティンカーベル、いじわるな海賊のフック船長に出会う物語です。

原作は、イギリス人の劇作家サー・ジェームス・マシュー・バリーに書かれた児童書で、1953年のアニメとは少しストーリーが違います。そこで、ここからは、簡単に原作『ピーターパン』のあらすじをご紹介いたします。

原作ーターパンのあらすじ

ロンドンに住むジョージ&メアリー・ダーリング夫妻には、長女のウェンディとその弟ジョンとマイケルという3人の子どもがいます。そして、その子どもたちの乳母をつとめるのは犬のナナです。

ある夜、子どもたちの部屋でそっと入り込んだ少年・ピーターを発見した犬のナナは、捕まえようとしましたが、ピーターは窓から逃げてしまいました。しかし、ピーターの影だけはナナの口にくわえられたまま置いてきぼりにさたのです。

それから、しばらくして、父のピータ―と母のメアリ―は、子どもたちだけを置いて友人宅の食事会へ出かけました。その隙をついて、ピーターが妖精ティンカーベルと一緒にまたやってきます。

そして、ピータ―は、自分の影を石鹸でくっつけようとしますが、うまく付いてくれず、ついに泣き出してしまいます。

その声を聞いて起きてきたウェンディは、裁縫箱を持ってきてピーターに影を縫い付けてあげました。

ウェディーに心を開いたピーターは、大人になるのが嫌で、産まれたその日に家出をしたこと、ロストボーイと呼ばれる赤ちゃんのときに乳母車から落ちて迷子になった子どもたちと暮らしていると話しました。

そしてピーターはウェンディにロストボーイのお母さんになって欲しいと頼みます。最初は、自分がいなくなったらお母さんが悲しむと、申し出を断ったウェンディでしたが、ピーターが話す、人魚、妖精、インディアン、フック船長の話を聞いて心動かされます。

ついに、ウェンディは弟のジョン、マイケルを連れて旅にでることを決意します。そして、ティンカー・ベルに金色の魔法の粉を振りかけてもらい飛べるようになったウェンディ、ジョン、マイケルはネバーランドに向かって出発するのです。

ピータ―パンとの冒険に出かけたウェンディたちは、ネバーランドでお父さんやお母さんのことを忘れ楽しく過ごし、人魚やインディアンとも関わっていきます。

そんななか、ピータ―パンから左手を切り落とされワニに食べさせられたフック船長が、復讐心に燃えピーターに悪だくみをしかけます。そして、海賊とピーター達は死闘を繰り広げます。

アニメでは、フック船長は最後にワニの口から自力で脱出し助かりますが、原作では、フック船長は容赦なくワニに食べられてしまいます。

冒険を終えた子どもたちは、ピーターパンと一緒に家に帰ります。そこには涙にくれる母親・メアリーの姿がありました。

それを見たピーターは、自分がウェンディたちを連れ出したことに少し反省し、窓を開けてウェンディたちを家に帰しました。

ダーリング家の両親は、子どもたちが戻ったことを喜び、6人のロストボーイも家に迎え入れます。さらにピーターにも、養子になることを勧めますがピーターは大人になることを恐れ、その申し出を断り一人でネバーランドに帰るのでした。

アニメでは、子どもたちだけが家に帰り、ピーターはロストボーイたちとネバーランドに帰りますが、原作ではピーターだけが去るという切ないものでした。

ちなみに、原作者のバリーは『ピーター・パン』のエピローグ書いています。

1年後、ピーターはウェンディに会いに来ますが、ピーターは冒険のことも妖精のこも忘れていました。翌年には、ピーターはウェンディに会いにすら来ません。それでも、ピーターを待ち、子どものままでいようと頑張っていたウェンディですが、ついにロストボーイの1人と結婚することを決めます。

そして結婚式の日、きまぐれにやってきたピーターは「その結婚は無効!」と言うのです。

その後、娘のジェーンを授かったウェンディは、冒険の話をジェーンに聞かせ「ピーターは私のことなんか忘れてしまったの」と微笑みながら言うのでした。

そんなある日の夜、勝手なピーターは、再びウェンディの元にやってきます。しかし、ウェンディが20歳を超え大人になり、自分を裏切ったと知ると悲嘆に暮れます。

そして、それならとウェンディの娘・ジェーンをネバーランドに連れて行くのでした。

その後、ウェンディは老いていきます。そして、ネバーランドから戻ってきたジェーンも大人になりマーガレットという女の子を授かります。そして、またピーターがマーガレットを迎えに来て…、おとぎの国に連れてゆくのです。

このように、原作の『ピーター・パン』は、子どもの頃はネバーランドに行けたのに、成長するとその権利は失われてしまうという、大人になるための通過儀礼を描いた切ないお話でした。

『ピーターパン』の実在モデルと原作者の生涯は⇒こちら

実写版『ティンカーベル』キャスト一覧は⇒こちら

最後に

カナダのバンクーバーで撮影されている実写版『ピーター・パン』は、娯楽性を重視したアニメをベースに制作されるのか、原作にあるように少し残酷で切ない物語になるのか気になりますね。どちらにせよ、子どもの頃に味わったワクワク感を、大人になっても味合わせてくれる作品には違いないので、公開を楽しみに待ちたいと思います。

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