『思い出のマーニー』声優は下手?画像付きの声優一覧で検証

ジブリ

幻想的な風景と、ジブリにしては珍しくシリアスな語り口の『思い出のマーニー』。

心を閉ざしたボーイッシュな杏奈と、色白な美少女マーニーの不思議な交流を描いた物語です。

そんな『思い出のマーニー』は、豪華な俳優陣が集結し、声優を務めているのですが「セリフが棒読み」「下手」などの厳しい声が聞かれます。

そこで今回は、『思い出のマーニー』の声優一覧と評判について検証したいと思います。

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『思い出のマーニー』声優一覧(画像付き)

では早速、『思い出のマーニー』の声優を見ていきましょう。

杏奈やマーニーのの声を担当しているのは、一体だれなのでしょうかー。

画像付きでご紹介します。

佐々木杏奈/高月彩良

中学2年生の青みがかった瞳を持つショートカットの少女・ 杏奈を演じているのは、2008年に女優デビューした 高月彩良(たかつき さら)さん。

ボーイッシュで意志の強そうな眼差しが、杏奈に似ていますね。

「チャンスを無駄にしたらもったいない!絶対に受かりたい!」と言う気持ちでオーディションに臨んだ高月さん。

300人もの応募者のなかから見事に選ばれ、米林監督自ら『よろしくお願いします』と台本を手渡されたそうです。

杏奈は、素直なのに不器用で、自分の気持ちを表現できず、心のなかで怒ったり泣いたりしている繊細な女の子。

最初は、感情を押し殺し固い声だったのが、マーニーと出会ったことで柔らかくなっていく声の変化にも注目して聞いてみてください。

マーニー/有村架純

金髪で青い瞳の少女・ マーニーを演じているのは、高月さんと同じく300人の応募者の中から選ばれた女優・ 有村架純さん。

有村さんは、デビューした頃にジブリの「かぐや姫の物語(2011)」のオーディションを受けるも 落選

今回は、オーディション初日でしかもトップバッターでしたが、これまでのお芝居の経験を生かし、見事 合格しました。

マーニーは、どんなに悲しく辛いことがあっても明るく振る舞う少女なので、有村さんはできるだけ“優しい声”で演じたそうです。

杏奈の義理母・佐々木頼子/松嶋菜々子

血の繋がらない杏奈を心から愛しているが、杏奈から愛情を疑われ悩んでいる 義理母・頼子を演じているのが 松嶋菜々子さん。

優しくおっとりした雰囲気は、松嶋さんらしい声ですね。

山下医師/大泉洋

これまでに『千と千尋の神隠し』番台蛙役、『猫の恩返し』国語教師役、『ハウルの動く城』かかしのカブ役など、多くのジブリ作品に携わってきた大泉洋さん。

『思い出のマーニー』では、杏奈を田舎で過ごすように頼子に勧める医者を演じています。

これまで、キャラクターを全面の押し出した役が多かったですが、今回は穏やかな医者役で、新たな一面を見せてくれました。

↓【千と千尋の神隠し声優一覧】カエル・リン・坊のキャスト↓

美術教師/森崎博之

冒頭シーンで出演する杏奈の学校の美術教師を演じているのが、俳優の森崎博之さんです。

森崎さんは過去に、『ハウルの動く城(2004年)』 ケーキ屋店員、八百屋役で出演経験があります。

大岩清正/寺島進

セツの夫で、湿原に住む放任主義の木工職人・大岩清正を生き生きと演じているのは、北野映画でお馴染みの俳優・ 寺島進さん。

寺島さんは、大岩清正を演じるにあたって、ライブで伸び伸び歌う歌手の松山千春さんをイメージしたそうです(笑)。

セツと清正の夫婦の掛け合いは、テンポが良く呼吸がぴったりでしたね。

大岩セツ/根岸季衣

頼子の親戚で、ふくよかな気風の良い女性・大岩セツを演じているのは、ベテラン女優・ 根岸季衣さん。

テレビや映画などの実際のお芝居でも、お節介なおばさんや口うるさい母親など、パワフルな女性wp演じることの多い根岸さんにはピッタリの役でしたね。

彩香(さやか)/杉咲花

東京から引っ越してきた、赤い眼鏡の11歳の少女・ 彩香(さやか)を演じているのは女優・ 杉咲花さん。

明るく好奇心旺盛な、彩香の演技が評価された杉咲さんは、本作と同じ米林宏昌 監督の『メアリと魔女の花(2017)』で主演・メアリに抜擢されています。

武(たけし)/石井マーク

妹思いで優しい彩香の兄を演じているのは、フィリピンと日本人のハーフの声優・ 石井マークさん。

『思い出のマーニー』が声優デビュー作で、その後は、『ガンダム Gのレコンギスタ』のベルリ・ゼナム役で主演を務めるなど活躍されています。

十一(といち)/安田顕

近所の子どもから「10年に1度しか話さない」と噂される無口な老人を演じるのが、俳優・ 安田顕さん。

安田さんは、これまでに『猫の恩返し』『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』などのジブリ作品に声優として参加されています。

今回は、セリフは少ないですが杏奈を助けたり、マーニーを知っているなど、重要な役です。

町内会役員/音尾琢真

郵便局前に倒れていた杏奈を、大岩家まで送る町内会役員の声優は、 音尾琢磨さん。

ジブリ作品は『ハウルの動く城(2004)』に出演しています。

晩年のマーニー/森山良子

晩年のマーニーの声を演じているのは、歌手・森山良子さん。

孫に子守唄を聞かせる「ラ~ラ~ラ~」と優しく美しい歌声は、森山さん ならではですね。

マーニーの母/甲斐田裕子

マーニーの母で、黒髪(日本人?)で華やかな貴婦人の声を演じているのは、声優の 甲斐田裕子さん。

クールで強い女性を演じることが多く、『一騎当千』の呂蒙子明役や『ガンダムUC』のマリーダ・クルス役で知られています。

マーニーの父/戸次重幸

マーニーの父で、金髪で青い目の紳士の声は、俳優・ 戸次重幸さん。

ジブリ作品では、『ハウルの動く城』『千と千尋の神隠し』などに出演されています。

ばあや/吉行和子

マーニーが住んでいる湿っ地屋敷の家政婦でマーニーに冷たくあたる ばあやを演じているのが、女優・ 吉行和子さん。

『崖の上のポニョ(2008)』には、心優しい老人・トキを演じていましたが、本作では一転、意地悪な老人の声に起用されています。

↓【崖の上のポニョ声優一覧】そうすけ・リサ・父親のキャスト↓

絵美里(えみり)/石山蓮華

マーニーと和彦の娘・絵美里(えみり)を演じているのは、女優・ 石山蓮華(いしやま れんげ)さん。

幼い頃からジブリファンで、本作の出演が決まったときは「踊ってしまうくらいうれしかった」そうです。

絵を描く老婦人・久子/黒木瞳

湿っ地屋敷の絵を描いている老婦人で、マーニーのことを良く知る物語のキーマンである 久子

マーニーの人生を杏奈と彩香に、語り聞かせる久子を演じているのは、女優・ 黒木瞳さんです。

声優の仕事は本作意外では、『それいけ!アンパンマン』ローラ姫役です。

『コクリコ坂から』キャラ&声優一覧・ネタバレは⇒こちら

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『思い出のマーニー』の声優が下手と言われるのは?

ここまで『思い出のマーニー』の声優をご紹介してきましたが、SNSでは「下手くそ」「声優が棒読み」などの意見が一部から聞かれます。

なぜそんな厳しい意見が多いのか、理由を探ってみました。

『思い出のマーニー』声優のほとんどが俳優

ジブリアニメは、1990年代頃から積極的に俳優や女優を声優に起用してきました。

本作『思い出のマーニー』にいたっては、主要キャストのほとんどが、プロの声優ではなく、役者さんです。

主人公の杏奈とマーニーは、女優の高月彩良さんと有村架純さん。

脇役も、寺島進さん、吉行和子さん、黒木瞳さんなど豪華キャストが名を連ねています。

その中でも注目したいのは、TEAM NACS(チームナックス)のメンバーが5人も起用されていること。

■森崎博之・・・美術教師
■安田顕・・・無口な老人 十一(といち)
■戸次重幸・・・マーニーの父
■大泉洋・・・山下医師
■音尾琢真・・・町内会役員

これまで何度か それぞれのメンバーが、ジブリ作品に携わってきたこと、『思い出のマーニー』の舞台がTEAM NACS(チームナックス)の出身地(北海道)であったことなどで、選ばれたそうです。

この役以外にも、“ガヤ”と呼ばれるエキストラをアドリブを交えながら、メンバー5人は20役近くの人物を演じ分けています。

しかし、 なぜ『思い出のマーニー』をはじめ、ジブリ作品はプロの声優ではなく、役者さんを多く起用するのでしょうか。

より自然に見せるため

ジブリアニメとTVアニメの声は、ずいぶん声のトーンが違うと感じませんか?

プロの声優さんは、滑舌がよく抑揚もハッキリしているので聞き取りやすいですが、実際の会話でプロの声優さんのようなトーンで話されると、かなり違和感を感じてしまいますよね。

一方、プロ声優ではない役者さんは、少し聞き取りにくく棒読みっぽいのですが、実際の会話では自然に聞こえます。

宮崎駿監督も、声優の声の演技について、

「映画は実際時間のないところで作りますから、声優さんの器用さに頼っているんです。でもやっぱり、どっかで欲求不満になるときがある。存在感のなさみたいなところにね。特に女の子の声なんかみんな“わたし、かわいいでしょ”みたいな声をだすでしょ。あれがたまらんのですよ。なんとかしたいといつも思っている。」

と語っています。

確かに、最近のプロ声優さんの技術は凄いと思います。

しかし演技の表現方法が画一的で、「この感情のときは、こんな声を出すだろうなぁ」と予想できてしまうんですよね。

つまりジブリが重視しているのは、声優としての上手さではなく、キャラクターが本当に話しているように見えるかということです。

例えば、ジブリ作品の『おもひでぽろぽろ』の主人公であるタエ子とトシオのキャラクターは、演じた今井美樹さんと柳葉敏郎さんの実際の映像を元にアニメ(絵)を作成する プレスコ(プレ・スコアリング)という手法がとられ、リアリズムが追求されています。

プロの声優さんは確かに上手ですが、アニメチックになりすぎるので、自然に聞こえ、内面を深く表現できる俳優さんを起用しているのです。

また「棒読み」「下手」と感じる人がいるのも、 作品自体はファンタジーなのに、声の演技はリアルというアンバランスからきているのでしょう。

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最後に

『思い出のマーニー』は、声優のほとんどが俳優さんという豪華キャストが集結していましたね。

「下手」や「棒読み」という意見は、自然な感じを演出するために、プロ声優ではない役者さんを起用しているためでした。

ぜひ『思い出のマーニー』を見るときは、声の演技にも注目してみてくださいね。

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