大河ドラマの時代別一覧!視聴率が高いのは何時代?

大河ドラマ

これまで約60作品を生み出してきたNHKの大河ドラマですが、いったいどの時代が人気なのか知っていますか。そこで今回は、大河ドラマを時代別にまとめ、視聴率もまとめてみました。

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大河ドラマの時代別一覧


※無断転載ご遠慮ください。

平安~鎌倉時代

タイトル 主役 平均視聴率
源義経(1966)
尾上菊之助
23.5%
新・平家物語(1972)
仲代達矢
21.4%
風と雲と虹と(1976)
加藤剛
24.0%
草燃える(1979)
石坂浩二
岩下志麻
26.3%
太平記(1991) 真田広之 26.0%
炎立つ(1993) 渡辺謙
村上弘明
17.7%
北条時宗(2001)
和泉元彌
18.5%
義経(2005)
滝沢秀明
19.4%
平清盛(2012) 松山ケンイチ 12.0%
(ワースト2位)
鎌倉殿の13人(2022)
北条義時
小栗旬
光る君へ(2024)
紫式部
吉高由里子

平安から鎌倉時代を描いた大河ドラマの平均視聴率は20%でした。

『風と雲と虹と』で加藤剛さんが演じた平清盛は、最終回にこめかみに矢が刺さり絶命するという衝撃的シーンが話題となりました。

また、『太平記』では、足利尊氏(真田広之)と新田義貞(根津甚八)との一騎打ちの美しさに魅了された視聴者も多くいました。

2022年に放送が予定されている『鎌倉殿の13人』は、脚本家・三谷幸喜さんが描きますので、これまでの鎌倉時代とは違った視点で描かれることが期待されています。

室町~安土桃山時代(戦国時代)

タイトル 主役 視聴率
太閤記(1965) 緒形拳 31.2%
天と地と(1969)
石坂浩二
25.0%
国盗り物語(1973)
平幹二朗
高橋英樹
22.4%
黄金の日日(1978) 市川染五郎 25.9%
おんな太閤記(1981)
佐久間良子
31.8%
徳川家康(1983)
滝田栄
31.2%
独眼竜政宗(1987) 渡辺謙 39.7%
(歴代1位)
武田信玄(1988)
中井貴一
39.2%
(歴代2位)
春日局(1989) 大原麗子 32.4%
(歴代3位)
信長
KING OF ZIPANGU
(1992)

緒形直人
24.6%
琉球の風(1993)
東山紀之
17.3%
花の乱(1994)
三田佳子
14.1%
秀吉(1996) 竹中直人 30.5%
毛利元就(1997)
中村橋之助
23.4%
利家とまつ(2002) 唐沢寿明
松嶋菜々子
22.1%
功名が辻(2006) 仲間由紀恵 20.9%
風林火山(2007) 内野聖陽 22.9%
天地人(2009)
妻夫木聡
21.2%

〜姫たちの戦国〜
(2011)
上野樹里 17.7%
軍師官兵衛(2014) 岡田准一 15.8%
真田丸(2016)
堺雅人
16.6%
おんな城主 直虎
(2017)
柴咲コウ 12.8%
麒麟がくる(2020) 長谷川博己 14.4%
どうする家康(2023) 松本潤

歴代の大河のなかでも、視聴率トップ3『独眼竜政宗』『武田信玄』『春日局』が入るのが、日本人が大好きな戦国時代。

戦場で華々しく戦う戦国武将から、『おんな城主 直虎』の小野政次(高橋一生)など静かで深みのある人物など、バラエティに富むキャラクターが登場するのも見どころの1つ。

3作品に1つが、戦国時代を題材にしているのも納得です。

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江戸時代

タイトル 主役 視聴率
花の生涯(1963)
尾上松緑
20.2%
赤穂浪士(1964)
長谷川一夫
31.9%
三姉妹(1967)
岡田茉莉子
藤村志保
栗原小巻
19.1%
竜馬がゆく(1968)
北大路欣也
14.5%
樅ノ木は残った(1970)
平幹二朗
21.0%
春の坂道(1971)
中村錦之助
21.7%
勝海舟(1974)
渡哲也
24.2%
元禄太平記(1975)
石坂浩二
24.7%
花神(1977)
中村梅之助
19.0%
峠の群像(1982) 緒形拳 23.7%
八代将軍吉宗(1995) 西田敏行 26.4%
徳川慶喜(1998)
本木雅弘
21.1%
元禄繚乱(1999) 中村勘九郎 20.2%
葵 徳川三代(2000) 津川雅彦
西田敏行
尾上辰之助
18.5%
武蔵(2003) 市川新之助 16.7%

江戸時代を題材にした大河ドラマは、1970年代に集中していることが特徴で、2000年代に入ってからはかなり少なくなっています。

視聴率も飛びぬけて高いものも低いものもなく、徳川家を描いた安定感のある作品が多いですね。

人気のある戦国時代と幕末に挟まれているので、ダイナミックさに欠け、少し地味になりがち。

そのため、1年を通して放送するストーリーを考えるのは大変なようです。

幕末~明治~大正

タイトル 主役 視聴率
獅子の時代(1980) 菅原文太
加藤剛
21.0%
山河燃ゆ(1984) 松本幸四郎
西田敏行
21.1%
春の波涛(1985) 松坂慶子 18.2%
いのち(1986) 三田佳子 29.3%
翔ぶが如く(1990) 西田敏行
鹿賀丈史
23.2%
新選組!(2004) 香取慎吾 17.4%
篤姫(2008) 宮﨑あおい 24.5%
龍馬伝(2010) 福山雅治 18.7%
八重の桜(2013) 綾瀬はるか 14.6%
花燃ゆ(2015) 井上真央 12%
(ワースト2位)
西郷どん(2018)
鈴木亮平
12.7%
(ワースト3位)
いだてん(2019) 中村勘九郎
阿部サダヲ
8.2%
(ワースト1位)
青天を衝け(2021) 吉沢亮 14.1%

幕末は、坂本龍馬や西郷隆盛など人気がある人物が多いので、大河の題材になりやすいですね。

しかし、暗殺や焼き討ちなどの描写が多いので、やや重苦しい空気が漂うことから視聴率は低めです。

魅力的なキャラクターが多く、実際に私たちが幕末のヒーローが好きなことも事実ですので、今後も戦国と幕末のループは続くと思われます。

また、最近では『いだてん』など比較的新しい時代にチャレンジした作品もありましたが残念ながら、視聴率ワースト1を記録してしまいました。

脚本は面白く、SNSでも盛り上がっていたのですが、金栗四三という“マイナー”な人選と、史実を脚色しすぎたせいで、既存の大河ファンが離れてしまったことが視聴率低迷の要因ではないでしょうか。

朝ドラの時代設定ともかぶるので、差別化も難しいですしね。

2021年の『青天を衝け』は、渋沢栄一(幕末~昭和)で、やや地味に感じますが、新紙幣のモデルにもなっているので、脚本次第で高視聴率が狙えるかもしれません。

『青天を衝け』キャスト・相関図一覧とあらすじは⇒こちら

最後に

時代別に大河ドラマをまとめてみると、戦国時代と幕末の時代が多いことがわかりました。

それは、2つの時代はエピソードが豊富で、原作となる小説がたくさんあり、世の中は大きく変わる時代なので、刺激的でダイナミックに描きやすいからということが挙げられます。

歴史好きなファンからは「楠木正成とか平将門などの平安~鎌倉時代」をもっと見たいという声もきかれますので、新しい人物にもスポットを当てて頂きたいですね。

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