『光る君へ』相関図キャスト一覧!紫式部の家系図や人物関係は?

2024年NHK大河ドラマ第63作目は、吉高由里子さんが紫式部を演じる『光る君へ』。平安時代といえば、華やかできらびやかなものを想像しますが、脚本家の大石静さんはアグレッシブ&バイオレンスな権力闘争渦巻く世界を、新たな視点で描くそうです。今回は、『光る君へ』をもっと楽しむために、キャスト・相関図や時代背景、紫式部の家系図などをご紹介したします。
『光る君へ』キャスト一覧
紫式部/まひろ◆吉高由里子
【大ベストセラー作家】
藤原為時の娘で、千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」の作者。藤原道長の娘・彰子に仕えた。変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた。
【吉高由里子プロフィール】
・1988年生まれ、東京都出身。
・2008年に映画『蛇にピアス』で主演を務め、体当たりの演技が話題となる。
・主な出演作品は、朝ドラ「花子とアン」、ドラマ「ガリレオ」、「危険なビーナス」、「最愛」、「風よあらしよ」など。
・大河ドラマへの出演は2008年の「篤姫」以来2回目。
藤原為時◆未発表
紫式部の父。詩人であり優れた学者。見六位蔵人式部丞を経て、藤原道長の計らいで越前守となった。
藤原惟規◆未発表
紫式部の弟。越後守に任じられた父・為時とともに赴任するが、病のため越後で亡くなる。
藤原宣考◆未発表
紫式部より17歳年上の夫。
賢子◆未発表
紫式部のしっかりとした娘。成人したあと、彰子の女房となり、その後は後冷泉天皇の乳母に選ばれる。
藤原道長◆未発表
時の最高権力者。左大臣として政権を掌握し、彰子の生んだ後一条天皇の即位を実現して摂政となった。文学を愛し、紫式部を娘の彰子の女房に採用した。「源氏物語」での光源氏のモデルのひとりとされ、紫式部の局にやってきては続きが早く読みたいとして、原稿をこっそり盗み見していた。
倫子◆未発表
道長の妻で彰子の母。
彰子◆未発表
道長の娘。紫式部が仕えた女性。
藤原道隆◆未発表
定子の父。
定子◆未発表
一条天皇の后。弟・伊周の事件により中宮の立場を奪われることを恐れ、髪を切って尼となり出家した。
藤原隆家◆未発表
定子の弟。伊周が犯した罪で出雲に流され監視されながら暮らした。
藤原伊周◆未発表
定子の弟。自分が愛する女性の元に、別の男性が通っていると勘違いして弓矢で攻撃したが、その男性が花山上皇だったことで大宰府に流罪となった。
清少納言◆未発表
清原元輔の娘で、「枕草子」の作者。定子に仕えた。
伊勢大輔◆未発表
彰子に仕える紫式部の後輩。
和泉式部◆未発表
彰子に仕える紫式部の後輩。天性の歌人で恋多き女性。
赤染衛門◆未発表
倫子の女房で、紫式部の先輩。歌が上手で皆から頼られる存在。
『光る君へ』相関図
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◆2023年大河『どうする家康』キャスト相関図一覧は⇒こちら

紫式部の家系図と人物相関図!源氏物語とは?
平安時代の政治は天皇を中心に行われ、貴族たちが支えていくという形でした。
貴族たちは、天皇との結びつきが強くなることを望み、有力な貴族は男子が生まれたら政治家に、女子であれば皇太子の妻になれるのにふさわしいように育てました。
そのため貴族の親は競うように、娘であれば容姿の美しさはもちろん、性格の良さ、仕える女房たちにも美しく才能のある人を集めました。
紫式部も清少納言も、身分の高い貴族の娘に勉強を教え、稽古事の相手を務める女房に採用されました。
◆紫式部の家系図&人物相関図
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◆紫式部の家系
「藤原」と聞くと大臣家の藤原氏を思い浮かべる方も多いと思いますが、紫式部の家系は上流階級ではありませんでした。
血筋を遡っていけば、先祖は同じですが、同じ一族とは思えないほど貴族のなかには序列の差がありました。
紫式部の家系では、曽祖父の兼輔が「中納言」として一番出世した程度です。
一方で、芸術や学問に関しては秀でた家系で、兼輔や祖父の雅正は世の中で認められた歌人であり、父の為時も、漢文や漢詩が得意ですばらしい学者でした。
◆紫式部と清少納言は面識はなかった
平安時代の人気女流作家であった紫式部と清少納言。
「紫式部日記」に「得意顔で嫌なひと。」「利口ぶって漢文を書き散らかしている」と清少納言のことが書かれていることもあり、紫式部と清少納言は対立していたと想像する方もいるかもしれません。
しかし、定子が亡くなり清少納言が1001年に宮内から去ったあと、1006〜1007年ごろに紫式部が宮仕えを開始していますので、直接の面識はありません。
ただ、紫式部が清少納言のことを強く意識していたことは確かで、悪口というよりは、いつも清少納言と比べられたため、紫式部の反発が本音となって出てしまったようです。
紫式部と清少納言のエピソードについて詳しくは⇒こちら

◆「源氏物語」とは
『源氏物語』とは、全54巻成り立つ長編小説。
その内容は、400字詰め原稿用紙で2千数百枚を超え、登場人物は500人を越えます。
強い愛情で結ばれた天皇と一人の女性。
女性の身分があまり高くないことで二人の愛は悲しい結末を迎えますが、その悲しい恋の果てに美しい皇子・光源氏が産まれます。
両親の長所をすべて受け継ぎながらも、天皇の位に即くことだけは許されない悲劇の皇子。
この光源氏がさまざまな女性と出会い、人生の喜びや怒り、悲しみを通して成長する物語。
そして、光源氏に影響を与える女性それぞれの、決して穏やかとはいえない人生も描かれています。
構成は以下の通り。
・第1部 光源氏の誕生から栄光(1巻「桐壺」~33巻「藤裏葉」)
・第2部 光源氏の苦悩と老い(34巻「若菜」~40巻「幻」)
・光源氏の死を示唆(41巻「雲隠」)
・第3部 光源氏の亡くなった後(42巻「匂兵部卿」~54巻「夢浮橋」)
第1部は、光源氏の誕生から、彼と多くの女性(藤壺、葵の上、紫の上、六条御息所、空蝉、夕顔、末摘花、朧月夜、他)との恋愛模様、政治のうえでの挫折や争い、かけひきを経て准太上天皇の座にまで登り詰めるまでが描かれます。
第2部は、すべてを手に入れたように見える光源氏が、老いや大切な人との別れ、後輩の裏切りなどによって、少しづつ変化し、やがて出家や死についてが暗示されます。
第3部は、光源氏の没後が描かれ、光源氏の息子で自らの出生の秘密に悩まされる薫と、光源氏の孫で天皇の皇子である匂宮が主役になります。この二人の貴公子が都から離れた宇治で、運命の三姉妹と出会いくりひろげる物語です。
また、光源氏のモデルは一人ではなく、複数の人物の要素をうまく取り入れています。
そのなかには、藤原道長や清少納言が仕えていた定子の兄・伊周なども含まれています。
『源氏物語』は、光源氏がただ恋愛を繰り返すだけの夢物語ではなく、男同士の友情、政治家であることの大変さ、愛された女性のその後など、厳しい現実も辛口に書かれています。
登場人物の気持ちの動きや 仕事に対する考え方には、現代にも通ずる部分がありますので、『光る君へ』で興味を持った方は、読んでみてはいかがでしょうか。
『光る君へ』放送日・時間
◆『光る君へ』リアルタイム放送
◆NHK総合
2024年スタート!
毎週日曜日
午後8時~午後8時45分
◆BSプレミアム
毎週日曜日
午後6時~午後6時45分
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