『スイート・マイホーム』キャスト相関図!イヤミスを超えたオゾミス映画化!
おぞましいミステリー「オゾミス」として絶賛された神津凛子さんによる『スイート・マイホーム』が、窪田正孝さん主演で映画化されます。そこで今回は、『スイート・マイホーム』のキャスト相関図と原作からの見どころをご紹介いたします。
『スイート・マイホーム』キャスト一覧
◆清沢家
清沢賢二◆窪田正孝
スポーツジムのインストラクター。長身イケメン。閉所恐怖症。
清沢ひとみ◆蓮佛美沙子
賢二の妻。美しい容姿を持ち、家族を大切にしている。
◆賢二の実家
母◆根岸季衣
憲二と聡の母。DV癖の元夫と離婚し、2人の息子と共に実家の長野に戻ってきた。
清沢聡◆窪塚洋介
賢二の兄。引きこもりで統合失調症を患っている。
◆住宅メーカー社員
甘利浩一◆未発表
不動産会社社員。賢二たちに不快な言葉を発する。
本田◆奈緒
不動産会社社員で賢二たちの「まほうの家」の設計を担当する気遣いのできる女性。
◆賢二の同僚
上林◆未発表
スポーツジムの従業員で賢二と仲が良い。賢二の家に招かれるが、そこで恐ろしいものを目にする。
原友梨恵◆未発表
スポーツジムの従業員で賢二の浮気相手。婚約者がいる。何者かに嫌がらせを受ける。
◆警察関係者
柏原◆中島歩
長野県警の刑事。清沢家周辺の殺人事件を調査する。
『スイート・マイホーム』相関図
『スイート・マイホーム』の相関図はただいま作成中です。
『スイート・マイホーム』あらすじ
寒さ厳しい長野県で、エアコン一台で暖かく快適に過ごせる一軒家「まほうの家」を手に入れた 清沢賢二とひとみ夫妻。
娘・サチと共に幸せな生活を送るはずだったが、引っ越した直後から不審な物音や赤ん坊の瞳に映る不気味な影など奇妙な現象が起こり始める。
赤ん坊の瞳に映るおそろしい影。地下室で何かに捕まり泣き叫ぶ娘…。
家のなかで感じる誰かの気配が一家を恐怖に陥れるなか、関係者の怪死が相次ぐ…。
この悪夢の先に待ち受けているものとは。
『スイート・マイホーム』見どころ
◆全然スイートじゃない
『スイート・マイホーム(楽しい我が家)』というタイトルからは想像出来ない不可解な現象が起こる本作。
主人公の清沢賢二は、寒さ厳しい長野県で冬でもエアコン一台で家中を暖められる一軒家「まほうの家」を購入しますが、遊びにきた友人の子どもや、同僚が、この家で「おばけ」を目撃します。
さらに、妻のひとみまで「しっかり閉めたはずのドアが開いていて、誰かいたの。じっと見ていたの。」「赤ん坊の瞳に顔が映っていた」と家のなかの不気味な存在を、賢二に訴える始末。
クローゼットの隙間、換気扇の奥、地下室、夜寝る時のちょっとした物音、少し開いたドアの隙間…些細なこと全ての裏に、“何か”がいる!
イケメンの夫と美人妻、そして愛くるしい娘。
誰もが羨むような家族とは対照的な、恐ろしい展開に注目です。
◆ホラー?ミステリー?
家の中に感じる、何者かの存在。
目撃した人は「地下室におばけがいた」「長い髪の毛を観た」「お祓いをした方がいい」などと言います。
私も始めは、家が建つ前の土地が曰く付きで、怨霊や地縛霊が憑りついているのでは…と思っていましたが、周囲で殺人事件が立て続けに起こってから事態が変わっていきます。
賢二の周囲に起こる不気味な現象と共に発生した殺人事件の犯人は誰なのか?
ヒントは、本当に怖いのはオバケじゃなく、○○だとということです。
ホラー要素とミステリー要素のバランスが絶妙な展開となっていますので、怯えながらも謎解きにチャレンジしてみて下さい。
◆「オゾミス」とは?
原作の帯には、嫌な気分になるミステリー「イヤミス」を通り越した「オゾミス」という言葉が記されています。
「オゾミス」とはは、世にもおぞましいミステリーという意味で付けられた造語です。
「イヤミス」といえば湊かなえさんの「告白」や貫井徳郎さんの「愚行録」、沼田まほかるさんの「ユリゴコロ」などが挙げられますが、本作はそれらの嫌な気持ちを超えた「おぞましい」作品です。
しかも、そのおぞましさは最後の1ページまで油断ならず、選考委員からは「ここまでやるか」と言わしめるほど。
私も読みましたが、ラストはあまりに強烈な描写のため目を覆いたくなりました。
まさに唖然茫然。
コロナ禍でお家時間が増えている方もいるかもしれませんが、この作品を観たあと、あなたにとって家は安心できる場所ではなくなるかもしれません。
なお、原作の詳しいあらすじや結末ネタバレを知りたい方は以下の記事にまとめていますのでご覧になって下さい。
小説『スイート・マイホーム』あらすじ~結末を相関図付きでネタバレは⇒こちら
『スイート・マイホーム』公開日
齊藤工さんが監督を務め、主演を窪田正孝が演じる『スイート・マイホーム』は、2023年9月公開です。お楽しみに。
この記事へのコメントはありません。