『ニューヨーク恋物語』ネタバレ!最終回までのあらすじを相関図付きで

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田村正和さん主演の『ニューヨーク恋物語』は、それぞれの事情を抱えNYにやって来た8人の男女の群像劇です。今回は、1988年に放送されたトレンディドラマの王道ともいえる『ニューヨーク恋物語』あらすじをキャスト、相関図を交えて振り返ります。

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『ニューヨーク恋物語』キャスト&相関図

登場人物&キャスト

田島雅之(田村正和)・・・エリート商社マンの出世主義者だったが、ある出来事がきっかけで、NYの日本人向けバーを営む。
茅野明子(岸本加世子)・・・結婚を約束した男を別の女に奪われ、ショックと世間体を気にして、いとこの里見を頼りNYにやって来た。
相川里美(桜田淳子)・・・明子のいとこ。NYで成功して自分を嫌う母親を見返そうとしている。現在は証券会社のアシスタントだが、第一線のトレーダーを目指す。チャンスを得るため田島を利用しようとするが…。
坂入正弘(真田広之)・・・日本人向けの幼稚園の先生。飾らない明子に好意を抱く。
小池一徹(柳葉敏郎)・・・ボクサー志望。美姫に好意を抱く。
瀬尾リツ子(夏桂子)・・・田島の昔の恋人。田島に捨てられた後、別の男と結婚してさやかを産んだがその後離婚。
瀬尾さやか(五十嵐いづみ)・・・リツ子の娘。留学のためNYにやって来る。
張美姫(李恵淑)・・・弁護士志望。韓国人。里美のルームメイト。田島に惹かれる。
八代(峰岸徹)・・・田島のかつての同僚。

相関図

※無断転載ご遠慮ください。

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『ニューヨーク恋物語』最終回までのあらすじ

1話

相川里美(桜田淳子)は世界の金融の中心、アメリカ・ウォール街の証券会社に勤めているが、まだほんのアシスタント。いつの日か、キャリアウーマンになる日を夢みている。その里美を、日本からいとこの茅野明子(岸本加世子)が訪ねてくる。地味なスーツに眼鏡の明子は、初めてのニューヨークにおびえきっていた。 ’88年の初夏。マンハッタンのカフェテラスでは田島雅之(田村正和)が軽食をとっていた。席を立つとき、田島の手にした新聞がテーブルのケチャップびんに触れた。びんが倒れて近くにいた留学生・瀬尾さやか(五十嵐いづみ)の白いワンピースを汚してしまう。田島はすぐ近くのブティックで、白いワンピースを買い、さやかに与える。驚きながら、田島の渋い魅力にひかれる19歳のさやか…。出展元:フジテレビ

2話

ニューヨークの証券会社OLの相川里美(桜田淳子)は、別の証券会社のやり手、ジーン・カートニー(シャロン・ガーター)がインサイダー取引をしている情報をつかむ。里美はそれをネタにジーンをおどし、彼女の客を取ろうとする。だがジーンもタフだった。彼女の依頼を受けた田島雅之(田村正和)は里美を呼び出して札束を見せ、「これで手を引かないと痛い目にあう」とすごむ。里美のいとこの茅野明子(岸本加世子)はやっとニューヨークの街をひとりで歩けるようになり、婚約破棄された痛手からほんの少し立ち直る。一方、田島の昔の恋人・瀬尾リツ子(夏桂子)はまだ田島が忘れられないでいた。また、田島にひかれていく張美姫(李恵淑)、その美姫に夢中の小池(柳葉敏郎)らを―。出展元:フジテレビ

3話

田島雅之(田村正和)と瀬尾リツ子(夏桂子)は、ニューヨークの街角でばったりと会う。まだ田島が忘れられないリツ子だった。リツ子は、田島にほのかに恋心を抱く娘のさやか(五十嵐いづみ)に、田島との過去を初めて話す、出世主義者の田島に捨てられたリツ子は別の男と結婚してさやかを生むが離婚、その後田島と再会し、しばらく愛人関係になっていたのだ。さやかは「そんなの恋じゃない」と怒るが、リツ子は「恋だった」と言う。思い余ったさやかは田島を訪ね、怒りをぶつけるが田島は「おれはママのために人生を捨てたんだ」と答える・・・・・・。出展元:フジテレビ

4話

茅野明子(岸本加世子)はようやくニューヨークの生活になれてきた。坂入正弘(真田広之)とカフェに入った明子は、自分が婚約破棄された女であることを告白する。だが坂入は、みんなが突っ張って生きるなかで、ちっとも飾らない明子が好きになる。一方、田島雅之(田村正和)は瀬尾リツ子(夏桂子)の娘・さやか(五十嵐いづみ)に、「君のママとの関係を妻に知られた時、妻がママのことを侮辱した。それで妻と離婚、すべてを捨ててニューヨークに来た」と語る。一方、張美姫(李恵淑)は田島に愛が欲しいとせまる。そして、明子は田島と何度か出会い、その影のある生き方にひかれて行く。 出展元:フジテレビ

5話

坂入正弘(真田広之)に「好きだ」と言われた茅野明子(岸本加世子)、相川里美(桜田淳子)は、そんな明子がねたましいが表面は「一緒に日本に帰れば」と言う。相変わらず明子は田島雅之(田村正和)のことが気になっていた。張美姫(李恵淑)が田島に冷たくされ、自殺しようとしたのをきっかけに、明子は田島を訪ね、「女をおもちゃにしないで」と言う。だが、田島は明子の言葉には耳を貸さず、明子を抱きすくめ、キスをする。独立記念日の夜。マンハッタンの夜空を焦がす花火を窓の外に、明子は田島に身をゆだねる。出展元:フジテレビ

6話

アメリカ独立記念日の夜、田島雅之(田村正和)に強引にキスされた茅野明子(岸本加世子)。坂入正弘(真田広之)から「一緒に帰ろう」と誘われて応じたものの、心の底では田島を求めていた。相川里美(桜田淳子)は、アメリカ人の金持ちに体を許し、その代償に株の客を紹介してもらい、一人前のセールス・トレーダーになる。企業乗っとり計画に失敗した田島に瀬尾リツ子(夏桂子)は「あなたがすべてを失っても、ついて行く」と求愛するが、男のプライドから田島は拒否・・・・・・。それぞれが悩みながら人生へのチョイスをしていた。そして日本に帰る飛行機の搭乗手続きの直前、明子は「私は田島さんが好き」と坂入の前で泣き崩れる。出展元:フジテレビ

7話

ニューヨークの空港で「私は田島さんが好き」と坂入正弘(真田広之)の前で泣き出した茅野明子(岸本加世子)。結局、明子だけが日本に帰った。そして1年後。椅子メーカーの社員になった明子は、見違えるようないい女になって、ニューヨークに出張してきた。明子は坂入を探す。彼は子持ちのアメリカ女性と同棲していた。さみしげな坂入に、「ごめんなさい」としか言えない明子だった。田島雅之(田村正和)の消息はまったくわからない。だがある日、田島が落ちぶれて浮浪者同様になっているとの噂が伝わってくる。 出展元:フジテレビ

8話

ニューヨーク・セントラルパークで、落ちぶれた田島雅之(田村正和)を発見した茅野明子(岸本加世子)は、黙って彼の部屋までついて行くが、田島は「俺に文句があるか!」と怒って目の前でドアを閉める。彼を慕って日本から来たことへの答えがこれだった。だが明子は、滞納したままの田島の家賃を払うなど、なんとか彼の心を開こうとする。一方、キャリアウーマンとして成功した相川里美(桜田淳子)は、ふとすべてが空しくなり、ハウスメイドだった張美姫(李恵淑)を誘って語り明かす。そしてその翌日、坂入正弘(真田広之)を訪ねる。坂入も里美が忘れられない。そして美姫はこっそり田島に会いに・・・・・・。明子のまわりの人間関係がまた動き出した。 出展元:フジテレビ

9話

挫折し、失念の田島雅之(田村正和)はアルコール中毒になっていた。茅野明子(岸本加世子)は田島の部屋に泊まり込み、必死に看病する。だが田島は心を開かず、こっそり酒を買いに行ったり、明子の手料理をひっくり返したりする。相川里美(桜田淳子)にはそんな明子の献身が不思議だが、明子はただ「放っておけないだけ」と言う。ある夜、田島は「おれは事業のために人を自殺させ、その男の子供の復讐で拳銃で撃たれた。そうまでして結局何者にもなれなかった・・・・・・」と悲痛に語る。翌朝、田島は明子の金を持って姿を消したが・・・・・・。出展元:フジテレビ

10話

再び倒れた田島雅之(田村正和)が自分を呼んでくれたのがうれしく、茅野明子(岸本加世子)は田島の看病に全力をあげる。日本から上司が来て、重要なビジネスの交渉があるのに、気もそぞろ。たった一度キスしただけの男のために、とうとう大事な仕事を途中で放り出してしまう。そこまでしているのに、田島はあまり明子に関心を向けない。ある夜、「どうせわたしは看護婦です」とからむ明子を田島は抱きすくめ、激しいキスをする。一方、張美姫(李恵淑)は、甲斐性のない小池一徹(柳葉敏郎)に気持ちがゆらぎ、クラブの客と日本に行こうと迷い、相川里美(桜田淳子)は坂入正弘(真田広之)を部屋に誘う。それぞれの恋模様が急に動き出す。出展元:フジテレビ

11話

茅野明子(岸本加世子)は田島雅之(田村正和)の腕の中で一夜を明かす。やっと恋が実った。しかし、明子は田島が元気になるにつれ、自分から離れ、もとのプレイボーイに戻るのを予感する。「俺のそばで、パートナーとして仕事を手伝ってくれ」という田島に明子は、「あなたとはきれいな思い出のままで別れたい」と言い、日本に帰る決意をする。相川里美(桜田淳子)と坂入正弘(真田広之)も、回り道の末、結ばれるが、「仕事をやめろ」と言う坂入に、里美は別れを覚悟する。それぞれに自分の生き方を貫いた結果の2つの別れで、ニューヨークの恋模様は終わる。出展元:フジテレビ

『ニューヨーク恋物語』感想

トレンディドラマど真ん中のドラマ『ニューヨーク恋物語』は、1988年に放送されました。

1988年は、消費税導入が導入され、東京ドームが開園、ファミコンの「ドラゴンクエストⅢ」が大ヒットするなど、印象的な出来事もたくさん。

高田純次さん出演のグロンサンのCM「5時から男」に象徴されるように、みーんなバリバリ働く時代で、女性の社会進出も活発になっていく時代でしたね。

ニューヨーク恋物語は、そんな勢いがあって野心溢れる若者たちの挫折と再生のお話。(田村正和さんは45歳だけど)

田村正和さまは、シャツをはだけ英字新聞片手にNYの街を闊歩しながら、ビジネスマンとしての再起を狙うバーテン役。ニヒルで洗練された陰のある役がハマってました。

相関図見ても分かるように、どんだけの女性を狂わせるねん!カッコよく振る舞うことに躊躇しない正和さまに、みーんな虜です。

とんねるずの石橋さんが、田村さんをパロって物真似してたのも懐かしい。その後「それいけマサカズ!」としてシリーズ化してたしw

トップアイドル桜田淳子さんはトレーダーを目指すバリキャリで、ギバちゃんはボクサー志望と、それぞれの夢を叶えるためニューヨークで生活しています。

『SHOGUN 将軍』でエミー賞を獲得した真田広之さんも、この頃はまだ初々しい若者です。

ちなみに桜田淳子さんは、この4年後に引退。

岸本加世子さんを食うぐらいに お芝居うまいし、華やかさあって、もったいない女優さんでした。

撮影場所は、マンハッタン、ワールドトレードセンター、地下鉄、ウォール街と全編ニューヨークロケ。

今の時代のドラマじゃ予算的に絶対に無理だろうと思われる豪華さ。

そして、脚本はレンディドラマの御大・鎌田敏夫さん。

『金曜日の妻たちへ』『男女7人夏物語』『29歳のクリスマス』でも分かるように、若者たちの群像劇を描くのがとにかく巧い。

本作では、別れの儀式で田島が明子の頭をアパルトメントの屋上でのシャンプーをする最終回が当時話題になりました。

普通にやったら とてもさむい設定なんだけど、ニューヨークの街と田村正和 効果でとびきりロマンティックに見えますね。

主題歌は、井上陽水の「リバーサイドホテル」。

こんなムーディーな歌に耐えれるドラマって、そうそうないです。オープニングから色気がダダ漏れ。

古畑任三郎とは真逆のベクトルの田村正和さん、お金があってブイブイいわしていた頃の日本を堪能できる作品として、ぜひ今の若者にもみて頂きたいです。

鎌田敏夫脚本『男女7人夏物語』最終回までのあらすじと相関図は⇒こちら


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