『家なき子2』ネタバレ!あらすじ~最終回の衝撃の結末を相関図付きで振り返る
安達祐実の出世作で「同情するなら金をくれ」でお馴染み『家なき子』の続編となる『家なき子2』のあらすじから衝撃の結末までを相関図付きでご紹介いたします。
『家なき子2』登場人物&相関図
◆登場人物
【すずと関係者】
◆相沢すず(安達祐実)・・・母を亡くし、再会後に和解した父の面倒を見ていたところ、圭太の勧めで一条家の財産を狙い孫娘と偽って一条家に潜入。修学館中等部に編入。一条家の遺産相続を巡り、命を狙われることになる。
◆牧村晴海(堂本光一)・・・修学館高等部に特待生。ボクサー志望。幼少期に町工場の経営者だった両親が一条家に追い詰められ、目の前で焼身自殺をした。すずの理解者。背中に虎に引き裂かれた様なアザがある。
◆相沢悟志(内藤剛志)・・・すずの父。刺されたショックで白髪化、すずの担任だった片島に刺され下半身不随となる。自力歩行が可能になると夜な夜なクラブに繰り出し、陽子の面影があるホステスと交際するようになるが、その女はヤクザの氷室の愛人だった…。
◆歩(益田圭太)・・・悟志に撃たれ、海岸に打ち上げられたすずを救出。父は漁のため長期間不在。すずを姉のように慕う。
◆永井秀雄(塚本信夫)・・・陽子のかつての主治医。陽子が亡くなったあともすずを気にかける。
【一条家と使用人】
◆一条泰造(西村晃)・・・日本有数の「一条財閥」の会長。小百合の父で晴海の祖父。遺産目当ての周囲の人々を信じられず絶望感を抱いていたが、本心で接してくれるすずに心を開くようになる。実は一条泰造の身代わりとして育てられた影武者。
◆一条小百合(高橋惠子)・・・泰造の娘であり、晴海の母。実父からの近親相姦により妊娠し、影武者の泰造に真実を話し家出。その後、牧村と結婚し、牧村の子として晴海を出産。小さな工場を経営していたが火災にあい、父に連れ戻され地下牢に幽閉される。
◆森山敏男(小林昭二)・・・一条家の離れで住み込みで働く庭師。すずと千穂には優しく、リュウに犬小屋を作ってくれるが…。
◆白石 恭子(川島なお美)・・・一条家の住み込み会計秘書。千穂の父・かつて和幸と愛人関係だった。沢村と手を組み小百合の命を奪おうとするが…。
◆園田真弓(西田彩香)・・・すずの母方の従姉妹。母・京子が年下ダンサーと駆け落ちし、求人募集の張り紙を見て一条家の絵里花の専属メイドとなる。兄・公昭の事故死、一家離散の原因がすずだと思い込み憎悪する。
◆月田(菅田俊)・・・氷室の右腕。本物の一条泰造である森山が派遣したスパイで和幸を監視する。一条家の財産を相続する可能性のある者全員の抹殺するため暗躍。
◆尾上シメ(あき竹城)・・・一条家のメイド頭。自分の損得で相手によって態度を変える。すずや千穂をいじめる。
◆松井( 白石玲子)・・・一条家の住み込みのメイド。すずに対しても「お嬢様」と呼ぶ優しい性格。過去に麗子の部下だった父が殺人の罪を被った末に自殺したため進学を断念し一条家で働くことになった。
◆圭太(松田勝)・・・私立小学校の校長への傷害罪により服役後、一条家の専属運転手を務めていた。何かとすずの味方となり、殺人容疑を掛けられたすずを庇うが…。
【木崎家】
◆木崎和幸(萩原流行)・・・麗子の夫で絵里花と千穂の父。少年時代、父は服役、母は駆け落ちしたため盗みを繰り返して生きてきた。工場勤務のとき同僚の女性と交際し千穂をもうけるが、彼女を捨て裏社会に足を踏み入れる。その後、麗子を騙して結婚し婿養子になり一条財閥の常務に就任。絵里花も誕生する。麗子とは不仲で、恭子とは愛人関係。
◆木崎 麗子(生田悦子)・・・和幸の妻で絵里花の母。一条泰造の妹の娘で、小百合の従姉妹。松井の父など社員たちに殺人を指示するなど冷酷な人間。和幸や絵里花との仲も悪い。
◆木崎絵里花(榎本加奈子)・・・和幸と麗子の娘で千穂とは異母姉妹。一条泰造の妹の孫でもあり一条家の暫定相続人。美人だが傲慢。血縁を知らずに晴海に想いをよせる。
【小村家】
◆小村千穂(中山エミリ)・・・父は木崎和幸。私生児として誕生し、母が過労死。小村家に引き取られたが虐待される。絵里花の策略ですずと距離を置いたりしたが、黒岩に恋をしたり、すずをいじめから救ったり次第に変わっていく。
◆小村謙二(秋野太作)・・・千穂の養父。印刷工場経営。和幸とは融資を受けるなど旧知の仲。一条家の財産を狙い千穂を一条家に乗り込ませる。
◆小村冴子(大島蓉子)・・・小村の妻で千穂の養母。工場経営がうまくいかず千穂を疎ましく思う。千穂が夫・謙二を誘惑したと勘違いして暴力を振るう。
◆小村由佳里(関口貴美子)・・・小村家の一人娘。千穂に嫌がらせをする。
【学校関係者】
◆黒岩 剛(草彅剛)・・・晴海の先輩。晴海と同じく特待生でボクサー志望。一条家が建設予定にしているゴルフ場に住んでいたが、一条家が用意した移住地。移り住んでから公害で両親を亡くし、幼い兄妹の面倒を見ながら貧しい生活をおくる。晴海を敵対視する。
◆滝川 純(篠原俊晴)・・・すずの元恋人。アメリカに行っていたが、仕事の都合で帰国。修学館中等部に転入し生徒会長となる。すずの昔を知る。裕福な生活をおくり過去を思い出したくない。
◆沢村(大澄賢也)・・・すずと真弓のクラス担任。一条家の顔色を窺い、熱血漢のような言動と裏腹に、すずに言いがかりをつけいじめに加担する。
【警察関係者】
◆倉田智浩(嶋田久作)・・・所轄の刑事主任、かつてのすずの担任・片島智之の実兄。弟を殺害したのはすずであるという思い込みから復讐しようとするが、一条家の事件を追ううちに、すずの本当の姿を知り…。
【その他】
◆黒崎和彦(京本政樹)・・・医師。氷室たちの陰謀によって左腕を失い荒んだ生活をおくる。再会したすずや晴海の励ましにあい…。
◆岬 祥司(小橋賢児)・・・岬財閥の御曹司。ボクシング部に所属。実力は晴海や黒岩より下。すずに交際を申し込む。
◆相関図
※無断転載ご遠慮ください。
『家なき子2』第1話から最終回までのあらすじ
1回◆「幸せを盗め! 愛を奪え! 哀しい親子の呪われた旅路!」
母親を亡くし主人公のすずは孤独になるが、父親である悟志が現れる。対比するように屋敷での遺言の場面が出てくる。そしてすずは愛犬と父親と一緒に住むことになる。そしてある日拾った財布を盗みと勘違いされて留置場に入れられてしまう。そこで出会ったのが牧村晴海と言う少年。すずは、牧村晴海と圭太の助けにより脱出する。そしてすずは一条家の専属運転手を務めていた圭太に提案され、一条財閥の会長の一条泰造の娘・一条小百合の行方知らずの娘になりすまし財産を奪おうと試みた。そして修学館中等部に入学し、そこで高等部に特待生として在籍する晴海がいた。そこへ海外から帰国した絵里花が屋敷に帰ってきた。すずを小百合の娘とは信じず、メイドたちと一緒にすずに辛辣な対応をする。すずは屋敷から逃げ出して母親の墓場で晴海に会い、晴海の両親が焼身自殺し一条家の復讐に燃える晴海を見てすずは自分の体に一条家と同じ傷跡を焼き付けた。そしてまた一条家の屋敷に戻り、修学館に通うがすずはいじめられることとなった。出展元:(C)日本テレビ
2回◆「邪魔物は消せ! 氷の微笑に秘められた醜い愛情の殺人」
修学館に戻ったすず。そこでアメリカに行ってしまったはずのすずの元恋人の滝川純に再会し、晴海にそのことを悟られる。そして孫娘候補として一条家にやってきた小村千穂とすずは一緒にいじめられながら友情を深めていく。そして学校でも屋敷でもいじめられるすずだが純の存在と父親の存在を糧に健気に生活する。そして絵里花に修学館の乗馬クラブに無理やり入れさせられたすずは千穂に代わって馬に乗るが馬が暴走してしまう。その暴走した馬に純が仕掛けをしてた。そして晴海が助けて屋敷に運ぶ。そこには呪いの暗号が書かれていて、屋敷内が騒然とする。助けてくれたのが晴海ではなく純だと思ったすずは晴海に暴言を吐いてしまう。そして晴海にボコボコにされた純を手当てするすず。だが絵里花に惚れている純は絵里花の言うことに従い、すずを突き放す。そしてすずは絵里花と純の企みを聞き、2人がキスしているところを目撃してしまう。そのころ屋敷では空き缶とアイスピックのトリックで胸をアイスピックで刺される形で絵里花の母・木崎麗子が殺害される。それをすずが仕掛けたと千穂が証言し、すずが逮捕される。出展元:(C)日本テレビ
3回◆「悪魔の仮面! いじめの嵐に炎の友情を誓う小さな命!」
また留置場に入れられたすず。晴海はすずの父親にすずを助けるように求めるが、父親は全く聞く耳を持たず、ましてや晴海に金をせびる。そしてすずはすぐに釈放されるが千穂とすずの仲は直らず、千穂は屋敷を出ることを決める。そしてすずは絵里花が仕掛けた毒ヘビに噛まれ、病院に行ってから登校するが、すずの席はなかった。早退し晴海と自転車で二人乗りしていると晴海が盗んだ自転車が警察にバレてしまい、追いかけられる。そこで晴海はすずに千穂が義実家でひどい仕打ちに合わされてるところを見る。そして千穂がすずの代わりに父親に食事を渡していたことを知る。学校では絵里花が晴海に何度口説いても靡かないのが面白くなく、すずにひどく当たる。そんななか千穂からの手紙ですずは千穂を義実家から助けるが、弟をすずに殺されたと勘違いする倉田智浩に会うことになり…。出展元:(C)日本テレビ
4回◆「天使の同棲! 車椅子の罠に泣く娘の地獄」
倉田智浩が盲目だと知るすず。すずの父親はすずに働いてもらうために下半身不随を偽装していた。圭太は一条家の前ですずを犯人ではないと庇うが絵里花に逆恨みされる。そして圭太は運転中にブレーキが効かなくなり、交通事故を起こして死亡する。霊安室で圭太からの誕生日プレゼントを受け取ると、倉田智浩が現れる。父親はどんどん荒れていき、家賃が払えずすずにも当たるようになる。すずがアルバイトを始めて家賃を払おうとする。しかしホステス通いしているすずの父親を目撃してしまった晴海は、すずにそのことを伝える。そしてついにすずは父親が普通に歩いているところを目撃し、問い詰める。だが父親は本性を出し、今までのこともすずも母親のことも愛なんてなかったことを伝え、去ってしまう。その場にいた晴海はすずと一緒に暮らすことになるが、真弓に写真を撮られてしまう。その頃すずの父親はヤクザに捕まり、身代金を要求される。出展元:(C)日本テレビ
5回◆「哀しい誕生日! 愛犬の裏切り」
身代金が必要になったすずと父親は自宅に一時帰宅し、すずは屋敷に戻る。すずは晴海を親子の問題に巻き込まないように一緒に住むことをやめる。そして気持ちとは裏腹に晴海を遠ざけるようなことを言う。すずは一条泰造に身代金の1億の借金を要求するが、失敗する。すずは屋敷の金庫を開けようとするがまたも失敗する。その頃絵里花は千穂や晴海を自分側につかせようと近寄る。そして晴海とすずは大きな壁ができてしまう。そして街中で倉田智浩に会い、父親を脅すヤクザである氷室について話す。父親は氷室に生命保険に入れさせられてさらに荒れる父親。誰も味方がいなくなって意気消沈するすずは禁断の地下室へ行ってしまう。そして謎の女がいた。裏でこそこそ動いていた白石恭子。出展元:(C)日本テレビ
6回◆「背徳のメス! 奇跡の医師登場!」
地下室で女といたところを庭師に見られる。その頃一条泰造の容体が悪くなり、絵里花は晴海を恋人だと一条泰造に紹介する。復讐に燃える晴海は苦しそうにしているのを黙って睨み続ける。すずは医師の黒崎和彦を探し出すが、氷室たちの陰謀によって黒崎は左腕を失っていた。黒崎は以前と変わり果ててしまっていた。そして絵里花たちに黒崎の存在を悟られてしまう。そして黒崎を訪ねて男たちに絡まれてるすずを晴海が助け、少しずつ和解する。すずが家に帰ると父親の姿はなく、氷室からの電話で父親が囚われていることを知り助けに行く。そこで氷室たちは倉田により現行犯逮捕されて助かる。そして黒崎は手術中に乗り込み、すずと一緒にオペを完了させる。千穂は黒岩が実は金持ちではなくスポーツ推薦の奨学金生と言うことを知る。そしてすずは真犯人に殺されたメイドの尾上を発見する。出展元:(C)日本テレビ
7回◆「Mの悲劇! 家政婦の死の秘密!」
尾上殺人事件の担当は倉田智浩になった。そして助かった一条泰造は自身が死んだらすずに遺産の全てを渡すと言うが、絵里花が立ち聞きし取り乱す。千穂がすずに尾上と真弓の密会を目撃していた人物を知っていると言う。そのメイドは絵里花たちに追い詰められる。そしてすずは一条泰造を殺そうとする父親を見つける。財産目当ての父親にすずは説教するが父親には届かなかった。そこに泰造の息子にすずは財産が入らないと言われる。そして屋敷に戻ったすずはメイドの松井が自殺しているのを見つける。またもやすずの命を狙う矢から守る晴海は負傷してしまう。すずの父親は氷室に、すずを殺すか、自分が死ぬかの選択に迫られる。出展元:(C)日本テレビ
8回◆「魂を売った美少年! 哀れすずに病魔!?」
絵里花は晴海に結婚すれば財産が手に入ると話す。晴海はその手があったと思いつき、絵里花と婚約すると言う。すずは夜遊び歩くボクシング神奈川代表の岬と出会う。岬は大きな財閥の一族だった。黒岩はボクシング東京代表になり、晴海を目の敵にする。そして絵里花をめぐって黒岩と晴海はタイマンを張る。しかし止めに入った千穂が黒岩を庇う。その頃すずは真弓たちとも決着をつけようとするがそこで絵里花と晴海の婚約を知る。婚約パーティですずは思わず出ていき、誓いの握手を裏切った晴海に一喝する。そしてすずは母親と同じ病気になってしまう。出展元:(C)日本テレビ
9回◆「ああ無情! リュウの涙! 父のために死す」
氷室の罠にはまってしまい、すずの父親はすずを殺そうとする。父親は金に負けてしまったのだ。そこで晴海はそのことに気づき、助けに行く。母・陽子の遺影と一緒に置いておいたピストルですずの父親はすずを打つ。すずは海へ落ちてしまう。ここで晴海がすずの父親を見つけ、すずの居どころを問い詰める。そこに海にセーラー服が見えて晴海は絶望する。すずは行方不明になり、父親は警察に逮捕されることとなる。そして晴海は絵里花に別れを告げるが…。出展元:(C)日本テレビ
10回◆「呪われた命! 今暴かれる一族の血の秘密」
逮捕されたすずの父親の元へ氷室が訪れ、騙されていたことを明かす。すずが一命をとりとめ、晴海が会いに行く。そしてすずは父親が撃ったのではないと庇っていたことを知る。一方、地下にいた謎の女は一条泰造の娘と明かされ、部屋から避難させる。千穂も狙われることに気づき、急いで屋敷に戻るすずと晴海と黒岩だったが、実際に殺されかけていたのは絵里花だった。そして屋敷では白石恭子が妊娠していて、そのお腹の子こそが継承者と告げるが沢村に騙されて白石は追い込まれる。そして体育館倉庫に監禁され、弄ばれた。すずは晴海の体に一条家と同じ傷跡があることに気づく。出展元:(C)日本テレビ
11回◆「魔性の殺人! 遂に真犯人が…愛犬が出産」
すずは、晴海が一条家が探す子だと悟る。女の子ではないのではないかとすずは一条泰造に聞くが曖昧な返答をする。晴海の体に一条家の傷があることを知った真弓は木崎に告げ口する。すずは一条家の殺人事件は全て晴海の仕業ではないかと不安になる。倉庫近くにいたすずに助けを求めた白石は逃げ出したく真犯人のことを告げようとしたところで、真犯人に殺されてしまう。そして体調が悪いと思っていたリュウは子供を産んでいた。一方、黒岩はアパートを出なくてはならなくなってしまうが、氷室が手助けをする。その代わりに晴海を黒岩に殺させようとする。そして晴海は優勝してすずにプロポーズし指輪を渡す。出展元:(C)日本テレビ
12回◆「愛犬リュウの死! 悪魔の父も娘のために命を捨てた…」
すずの手術が決まる。さらにエスカレートする絵里花のすずに対するいじめ。それを庇って負傷する千穂。そして千穂は本当の母親のことをすずに話す。氷室改め木崎が黒岩に晴海が実は一条家の後継者だと伝え、黒岩に怒りを感じさせた。手術前に木崎がすずの希少な輸血用の血液を盗もうと企む。それを聞かされたすずの父親は刑務所から脱出する。そしてようやく目覚めたすずの父親は子供のためなら命をどぶに捨てることもできるといい、血液を病院に届けようとするが途中で力尽きる。木崎はそのあと真犯人に殺される。グローブにメリケンを仕込んでいた黒岩は晴海を病院送りにする。出展元:(C)日本テレビ
『家なき子2』最終回の結末
最終回◆「さよなら家なき子! 愛犬の遺言…天国の母の胸で眠れ」
すずの輸血用の血液が届き、黒崎のおかげですずは助かった。そこですずは父親が亡くなったことと氷室の正体が木崎だとを知る。その後リュウもすずの腕の中で死ぬ。そして一命を取り留めた晴海はボクシングをやめていた。そして連続殺人犯の真犯人は千穂であった。千穂は木崎の娘でもあった。母親の敵討ちによる殺人であったのだ。そして絵里花を殺そうとする千穂をすずたちが止めに行き、黒岩が絵里花をかばって負傷する。そして殺しをやめた千穂は現行犯逮捕される。本物の一条会長は庭師の森山敏男だった。、小百合と晴海は燃える屋敷の中で記憶を取り戻したが小百合と晴海、そして会長は焼け死んでしまう。すずは孤独になるが、今日より明日は良くなると信じ生き続ける。出展元:(C)日本テレビ
炎に包まれた屋敷のなかで、 晴海は座敷牢に閉じ込められている母・小百合を救おうと取り残される。
すずは晴海の名を叫んだ。
すず様子を見ていた小百合は、倉田に一人助け出され「晴海」と呼んだあの日の記憶を思い出し、息子のために炎のなかに飛びこんだ。
影武者の一条から、晴海の出生の秘密を知らされていた本物の一条泰造(庭師・森山敏男)は、娘と孫を追って屋敷のなかへ。
地下牢のなかには、小百合の膝枕で穏やかな表情を浮かべる晴海がいた。
記憶が戻った小百合もまた、晴海を撫で、忘れていた愛情を取り戻していた。
こうして母子二人は、親子であることを確かめ、地下牢で絶命する。
一方、泰造も屋敷のなかで落下物の直撃を受け、酸化炭素中毒により亡くなった。
一条家の惨劇が終わりを告げたあと、歩は肝が据わっていることを気に入られ、一条に養子として、財閥の跡継ぎとして迎えられた。
一方、すずはまた一人ぼっちで旅に出る。
生きとし生けるものすべて繋がっている。今日より明日はきっと良くなる。と心に刻みながら…ーおわりー
『家なき子2』感想
前作の『家なき子』よりも、ミステリー要素や呪われた血縁など、おどろおどろしさが増した『家なき子2』。
野島伸司さんが企画ということで、いじめ、近親相姦、貧困、座敷牢などセンセーショナルなエピソードも盛りだくさん。
また、登場人物の血縁関係も複雑で、結局みんな血が繋がっているのではないかと思わせる衝撃の展開でした。
キャストを見返してみると、『人間失格』前の堂本光一、剛くんはなぜか金田一wという役名でチョイ役で登場。
そしてSMAP草彅剛くんも共演してたんですね。まさにジャニーズ全盛期。
そして一番の衝撃はリュウがメスだったこと!!トラと言う子どもを遺すがための無理くりな演出に吹き出しました。
前作でリュウはメス犬に恋してたはずだけど…。
あと、メイド頭のあき竹城さんがピラニア水槽に落ちて亡くなったり、木崎先生(京本政樹)が片腕切り取られたことにも衝撃。
すずをいじめ抜く榎本加奈子さんの小生意気な演技も良く、相手を罵るときに使う「絵里花がたとえてあげる」は、当時の小学生に流行りましたね。
今では絶対にコンプライアンス的にアウトな『家なき子2』ですが、このディープな世界はクセになること間違いなし。
しかし、こんなに面白いのに円盤は出ておらず、動画配信もされてないのが残念です。
どうしても見たい方はVHSがあるようなので、チェックしてみてください。
前作『家なき子』のあらすじ結末は⇒こちら
野島伸司衝撃作『人間失格』のあらすじ結末は⇒こちら
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