『風立ちぬ』声優一覧!庵野秀明が起用された理由や菜穂子役は?

ジブリ

実在の航空技術者である堀越二郎をモデルにしたスタジオジブリ2013年の作品『風立ちぬ』。今回はアニメ『風立ちぬ』の声優一覧と、二郎役に庵野秀明さんが起用された理由についてご紹介いたします。

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『風立ちぬ』声優一覧

堀越二郎庵野秀明


堀越二郎

庵野秀明

飛行機の設計者を志す堀越二郎の声優を務めたのは、『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』などの作品を手掛けたアニメ監督・庵野秀明さん。

庵野さんと宮崎駿さんとの関わりは、『風の谷のナウシカ』で巨神兵シーンの原画を担当したことに始まります。

天賦の才を持ち、飛行機の設計プランばかり考えている堀越二郎の朴訥とした声は、同じく 血の滲むような努力をしてマニアックな作品を作ってきた庵野さんしか出せないものでしたね。

里見菜穂子瀧本美織


里見菜穂子
瀧本美織

ヒロイン・里見菜穂子を演じたのは、朝ドラ『てっぱん』ドラマ『知ってるワイフ』などの出演で知られる女優の瀧本美織さん。

以前『かぐや姫の物語』で高畑監督はかぐや役に瀧本さんを検討していたそうですが、この時は別の方を採用。

その後、『風立ちぬ』の声優を探していた宮崎監督に、菜高畑監督が瀧本さんを推薦して「パクさん(高畑さん)の言うことなら間違いない」と即採用を決定しました。

瀧本さんの「里見菜穂子と申します」「あなた 生きて」など、柔らかで 芯のある強い声に、心を掴まれた方も多いのではないでしょうか。

本庄西島秀俊


本庄
西島秀俊

二郎の友人にしてライバル本庄の声を担当したのは、朝ドラ『おかえりモネ』ドラマ『あすなろ白書』映画『Dolls』『ゼロの焦点』など数多くの作品に出演している西島秀俊さん。

煙草をくゆらすカッコイイ本庄の声が西島さんだなんて!もう優勝です。良い男は声もいいのね~。

ちなみに、本庄のモデルは実在した設計士・本庄季郎さんですが、実際は本庄さんの方が二郎さんより1期上(現在なら2学年上)で接点はあまりなかったそうです。

黒川西村雅彦


黒川
西村雅彦

本作オリジナルの架空キャラで二郎の上司・黒川を演じたのは、ドラマ『古畑任三郎』『王様のレストラン』で知られる俳優の西村雅彦さん。

西村さんご自身は178cmと身長が高いのに、背の低い人の声の出し方がお上手ですね。

「健気だ。おめでとう」のシーンは、いつ見ても泣けます。

カストルプスティーブン・アルパート


カストルプ

スティーブン・アルパート

軽井沢町に滞在するドイツ人・カストルプの声を担当したのは、スタジオジブリ海外事業部の取締役部長を務めた、宮崎監督の盟友スティーブン・アルパートさん。

お顔もアルパートさんをモデルにしているのが分かりますね。

アルパートさんは極度の音痴なので、ピアノを弾いて歌うシーンには大変苦労したとか。何度もNGとなり、最後は酒を煽ってOKをもらったそうですwww。

里見風間杜夫


里見
風間杜夫

菜穂子の父で資産家の紳士を演じたのは、俳優の風間杜夫さん。

最初じゃ二郎と菜穂子の交際に難色を示すも、病気を治して二郎とともに生きたいと願う菜穂子を応援する父親役に、風間さんはピッタリです。

二郎の母竹下景子

二郎の母 竹下景子

二郎の母の声を担当しているのは、最近では朝ドラ『おかえりモネ』で、語りも担当している竹下景子さん。

竹下さんといえば『借りぐらしのアリエッティ』牧貞子役、『コクリコ坂から』ヒロインの祖母役、などジブリ作品常連の女優さんです。

堀越加代志田未来


堀越加代
志田未来

二郎の妹・加代を演じたのは、ドラマ『女王の教室』『14才の母』などに出演で知られる志田未来さん。

ジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』ではヒロイン・アリエッティの声優を務めたことでも有名ですね。

志田さんは、声を当てるのがとっても上手なので、加代の声は本業の声優さんが演じていると勘違いしている人も多いようです。

服部國村隼


服部
國村隼

二郎が所属する設計課の課長・服部の声優を務めたのは、名バイプレーヤー俳優の國村準さん。

服部というキャラクターは、國村さんそのもので、重厚で渋い声は秀逸です。

黒川夫人大竹しのぶ


黒川夫人
大竹しのぶ

二郎の上司の黒川の妻を演じたのは、憑依型女優として多くの作品に出演する女優・大竹しのぶさん。

ジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』ではアリエッティの母・ホミリーの声優を務めています。

結婚式の口上のセリフ「申す。七珍万宝、投げ捨てて、身ひとつにて…」は、宮崎監督が考えたもので、大竹さんは口上の言い回しを何パターンも準備して収録に臨みました。

カプローニ野村萬斎


カプローニ

野村萬斎

カプローニを演じたのは、狂言師であり、朝ドラ『あぐり』ヒロインの夫・エイスケを演じるなど俳優としても活躍する野村萬斎さん。

宮崎監督からは「悪魔のメフィストフェレスのように」と指導された萬斎さん。さすが、色気と毒気を感じさせるカプローニになりました。

声優がどうこうと文句を言うのも野暮に思えてきます。

渋谷はるか



渋谷はるか

冒頭シーンで、二郎におぶわれている女性・絹を演じているのは、実写版『ピーターラビット』でヒロインのビア(ローズ・バーン)の吹き替えを担当した声優の渋谷はるかさんです。

2年後にお絹さんが、二郎のシャツを返しにいったとき、二郎が留守をしておらず、二人がもう一度出会っていたら、恋が生まれたかもしれませんね。

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庵野秀明が二郎役に起用された理由は?

声優でも役者でもない庵野秀明さん。お世辞にも演技が上手いとは言えませんが、あの朴訥とした話し方と声は、なにか惹きつけるものがありますよね。

『風立ちぬ』のメイキング映像で、宮崎さん鈴木さんにいきなり呼ばれて、不安そうにアフレコしている庵野さんは、個人的に可愛かったですwww。

二郎の見た目だけなら、優男の俳優を選びそうなところですが、なぜ宮崎監督は庵野秀明さんに白羽の矢を立てたのでしょうか。

これについて宮崎駿さんは

「昔の理系の人間は声が甲高くて頭の回転が早すぎるから何言ってるのか分からないんだ」

「現代で一番傷つきながら生きている感じを持っていて、それが声に出ていると思ったからです」

と答えています。

当時、庵野さんは、新世紀エヴァンゲリオンの完結編に向けて、様々な批判のなか闘っている最中で、それは、軍関係者をうまくかわしながら、零戦を形作るために奔走する二郎に重なります。

宮崎さんは、痛みを知る庵野さんの経験から絞り出される声が欲しかったのでしょう。

庵野さんより上手い声優は山ほどいますが、それでは堀越二郎という人物にはなり切れなかったと思います。

この庵野さんの起用は、「単に技術が優れているだけでは表現できないものがあるんだ」と、教えてもらったような気がします。

物語では、二郎とカプローニは、プロローグで同じ夢を語り、エピローグで同じ苦労をした経験を語ります。

それは、まさに庵野秀明さんと宮崎駿さんの師弟関係に似ています。

アニメーターとしての夢や苦労が分かる庵野さんを二郎に、宮崎監督はカプローニに重ね、宮崎監督は、庵野さんを自分の後継者に見据えている気がしました。

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最後に

俳優を多く起用すると「下手」「違和感がある」と言われることの吹き替えですが、『風立ちぬ』にいたっては、「キャラにピッタリ」「違和感がない」と絶賛する声が多く聞かれました。

当時、庵野監督を声優起用すると聞いたときは驚きましたが、今では二郎は、庵野さんしか考えられないほど定着しています。

ストーリーだけでなく、俳優さんたちの声の演技にも要注目ですね。

なお『風立ちぬ』を、1度は観たけど忘れてしまった方、地上波を見逃した方は、ジブリ作品を視聴する方法を以下の記事にまとめましたので、ご覧になって下さい。

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