『ソロモンの偽証(wowow)』キャスト・相関図!あらすじから結末ネタバレ
クラスメイトの死の真相を問うため、中学生たちが裁判を行うドラマ『ソロモンの偽証』がwowowで放送されます。そこで今回は、wowow版『ソロモンの偽証』のキャスト相関図とあらすじネタバレをご紹介いたします。
『ソロモンの偽証』相関図
『ソロモンの偽証(wowow)』キャスト一覧
藤野涼子◆上白石萌歌
優等生でクラスの委員長。謎の転落死を遂げたクラスメイトの事件において、学校内裁判を提案。裁判では検察官(検事)を務める。
・2000年〈平成12年〉2月28日生まれ、鹿児島県出身。
・雑誌『ピチレモン』の専属モデルとしてデビュー。
・大河ドラマ『いだてん』ドラマ『教場2』などに出演。アニメ『未来のミライ』『おおかみこどもの雨と雪』では声優としても活躍。
・2022年前期の朝ドラ『ちむどんどん』への出演も控えている。
神原和彦◆宮沢氷魚
小学校時代の柏木の友人。私立東都大学付属中学校生徒にして弁護人を務める。幼い頃に両親を亡くしている。
・THE BOOMの宮沢和史、モデルの光岡ディオン夫妻の長男として誕生。
・『MEN’S NON-NO』専属モデルとして活躍するかたわら、ドラマ『コウノドリ』『偽装不倫』朝ドラ『エール』に出演
・2022年前期の朝ドラ『ちむどんどん』では上白石萌歌と共演。
野田健一◆浮所飛貴(美 少年)
柏木の遺体の第一発見者。涼子の幼なじみで良き相談相手。かつて母親を殺そうとしたことがある。裁判では弁護助手を務める。
・2002年2月27日生まれ、愛知県出身。
・ジャニーズJr.の6人組ユニット「美 少年」のメンバー。
・映画『胸が鳴るのは君のせい』などに出演。
柏木卓也◆野村裕基
謎の転落死を遂げる。警察の捜査では、不登校のための自殺と考えられた。
・1999年10月9日生まれ、東京都出身。父は野村萬斎で自身も狂言師。
・NHK「にほんごであそぼ」などに出演。本作が俳優デビュー作となる。
大出俊次◆坂東龍汰
地域では有名な不良生徒。柏木が亡くなった件で疑われ、告発される。裁判の被告人。
・1997年5月24日生まれ、北海道出身。
・映画『弱虫ペダル』『スパイの妻』ドラマ『にぶんのいち夫婦』などに出演。
勝木恵子◆モトーラ世理奈
大出俊次と関係を持ち、共に行動する。
・1998年10月9日生まれ、東京都出身。
・雑誌『装苑』の専属モデルを経て、映画『少女邂逅』のオーディションを勝ち抜き女優デビュー。
・ドラマ『透明なゆりかご』では難しい役を好演し注目。
・2020年主演映画『風の電話』がベルリン国際映画祭の国際審査員特別賞を受賞。
三宅樹理◆山本舞香
ひどいニキビで大出らからイジメ受ける。
・1997年生まれ、鳥取県出身。
・三井のリハウス第14代目リハウスガールとしてデビュー。
・ドラマ『チア☆ダン』映画『とんかつDJアゲ太郎』などに出演。
浅井松子◆富田望生
大出にいじめられていた三宅の友達。
・2000年2月25日福島県出身。
・デビュー作の映画『ソロモンの偽証』でも浅井松子を演じた。
・映画『チアダン』朝ドラ『なつぞら』『宇宙を駆けるよだか』『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』などに出演。
校長:津崎正男◆小林薫
「3通の告発状」のうちの1通を受け取るが、この事実を公けにせず隠蔽しようとする。
・1951年生まれ、京都府出身。
・ドラマ『Woman』『深夜食堂』シリーズ、大河ドラマ『青天を衝け』、映画『舟を編む』など数々の作品に出演。
・ジブリアニメ『ゲド戦記』では声優を務めた。
藤野剛◆髙嶋政宏
涼子の父で警視庁捜査二課刑事。
・1965年生まれ。芸能一家で育つ。
・ドラマ『怪談牡丹燈籠』『ストロベリーナイト』映画『キングダム』『AI崩壊』などに出演。
藤野邦子◆坂井真紀
学校内裁判を決意した涼子を支える母。
・1970年生まれ、東京都出身。
・4代目リハウスガールに選ばれ1992年にドラマデビュー。
・朝ドラ『ウェルかめ』、『オカエリモネ』、『危険なビーナス』などに出演。
大出勝役◆田中哲司
会社経営者で学校の理事も務める俊次の父。
・1966年生まれ、三重県出身。
・ドラマ『SPEC』シリーズ、『エアガール』『あなたの番です』、映画『新聞記者』などに出演。
大出佐知子◆篠原ゆき子
・1981年生まれ、神奈川県出身。
・映画『罪の声』『あのこは貴族』『共喰い』などに出演。
三宅未来◆西田尚美
樹里の母。学校生活に想い悩む娘を心配する。
・1970年生まれ広島県出身。
・文化服装学院卒業し、『an・an』『non-no』などでモデルとして活躍。
・ドラマ『白い巨塔』『相棒』『半沢直樹』『ライオンのおやつ』など人気作に多数出演している。
・朝ドラは『カムカムエブリバディ』に出演を控える。
茂木悦男◆橋本じゅん
いじめや教育問題に力を入れている報道記者。
・1964年生まれ、兵庫県出身。
・ドラマ『MIU404』『極主夫道』『恋はDeepに』、映画『キングダム』に出演。
『ソロモンの偽証(wowow)』あらすじ
記録的な大雪となったクリスマスの朝。中学2年生だった藤野涼子(上白石萌歌)と野田健一(浮所飛貴)は、校庭でクラスメイトの柏木卓也(野村裕基)の死体を発見する。
警察や学校は自殺であると断定したが、城東第三中学校きっての不良少年の大出俊次が柏木を殺害したという「3通の告発状」が、
●刑事の父親を持つ涼子
●校長である津崎正男
●柏木の担任の森内恵美子
の元に届いた。
校長の津崎は、刑事と話し合い「生徒をこれ以上傷つけたくない」と、告発状の件は知らせずに生徒にカウンセリングと称して聞き込みを開始。
その結果、涼子の同級生である三宅樹里と浅井松子が共謀して送りつけたことが次第に分かってくる。
以前より、見た目のことで大出から激しくいじめられていた樹里のことを目撃しながら怖くて見て見ぬふりをしていた涼子。学級委員長として、日々いじめ撤廃を訴えながら、行動しない涼子に、柏木は「藤野さんは卑怯だよ。そうゆうのって、口先だけの偽善者って言うんだよ。お前みたいな奴がいちばん悪質なんだ。」と言い放ったことがった。涼子はその言葉を思い出し気に病んでいた。
校長が柏木の件のもみ消しをはかるなか、涼子たちの担任の森内恵美子に送られた分の告発状が破られ捨てられているものが発見され、マスコミは「事件のもみ消しを図ったのでは?」と騒ぎ立て始めた。
そんななか、
●担任の森内が刺される。
●浅井松子が交通事故で命を落とす。
●大出の家が放火にあい祖母が亡くなる。
という不可解な出来事が次々に起こる。
その後も、マスコミの報道に振り回され、なかなか進展がないことに業を煮やした涼子は、なかなか進展がないまま3年生になってしまった涼子は、卓也の友達だった他校の神原和彦(板垣瑞生)と出会い、自分たちの力で犯人を見つける「学校内裁判」を思いつく。
当初、教師たちはこれに反対したが、話し合いの最中に教師が涼子に暴力を振るったことをキッカケに、裁判は裁判が決行される。
柏木を殺したのは大出なのか?その後に起こった不可解な事件の真相は?一体だれがソロモンなのか?
『ソロモンの偽証』ネタバレ
ここからネタバレが含まれてきますので、知りたくない方はご注意下さい。
柏木卓也が亡くなったあと、関係者に降りかかる次々の不可解な事件。その真相は次第に明らかになっていきます。
◆担任を刺したのは?
クラスの担任が刺された事件は、ヒステリックな隣人の女の仕業でした。
この隣人は、夫との離婚話が持ち上がっており、以前より生徒に慕われていた幸せそうな担任の生活を妬んで犯行をおかしました。
◆大出の家の放火の真相は?
大出の家を放火したのは、大出の父親である大出俊次の犯行でした。
この父親は、保険金目当てで自分の家に放火し、結果祖母が亡くなりました。
◆松子が交通事故で亡くなったのは?
松子は亡くなった夜、樹里と会っていました。
樹里の「大出が柏木を屋上から放り投げた」という証言が嘘であることを知った松子は「それは、いじめをしていた大出よりも酷いこと。」と諭します。
しかし、松子は樹里に「あんたも共犯よ。」と言われ、泣きながら帰宅中に事故に遭ってしまったというのが真相でした。
◆柏木は自殺?それとも?
証人として証言台にたった神原は、両親を亡くした辛い過去がありました。
事件当日。柏木から電話を受けた神原は「生きてても意味がない」と自殺をほのめかされ、思いとどまるように説得します。
しかし、柏木は「両親を殺され、過去から逃げている人に説得力はない」と言い、神原の家族の思い出の場所を巡り、どう感じたか教えてくれるならば、自殺はしないとゲームの提案をしました。
柏木は、神原を精神的に追い詰めてやろうとしていたのです。
神原はこのゲームを承諾。家族との思い出の場所を訪れ最初は辛かった神原でしたが、徐々に忘れていた家族との楽しい時間を思い出すことができました。
そして、神原は4か所の公衆電話から柏木に報告しました。「ゲームをして良かった。楽しかった。」という神原に柏木は納得がいきません。
柏木は神原を中学校の屋上に呼び出し、「人殺しの血が流れているお前なんか生きている資格がない。」と心無い言葉を投げかけました。
そこで神原は、柏木が自分のことを友達だと思っていなかったことを知り、その場を去ろうとします。
帰ろうとする神原に柏木は「それなら、今すぐ飛び降りてやる。」と言い、神原は「だったら死ね。」と答えました。
そして、翌日、柏木は遺体で発見されるのでした。
◆結末 犯人はいなかった
神原の証言により、柏木はの死は他殺ではなく、自殺、もしくは誤って落ちたことことが判明しました。
柏木を見捨ててしまった自分を裁いて欲しいと言う神原でしたが、検事の涼子は「裁かれなければならないのは神原だけでなく、大出のいじめを見てみぬふりをした皆に責任がある。自分の罪は自分で背負っていくしかない。だから誰も神原を裁けない」と発言します。
閉廷後、大出は神原に握手を求め、大出の母も皆に感謝の言葉を述べました。そして樹里は松子の母に謝罪。
そして現在ー。
校長は「あれから、この中学校ではいじめは起きていない。学校裁判は伝説になった。」と涙ながらに語り、裁判を通して強くなった涼子は母校の教師となったのでした。
『ソロモンの偽証』感想
柏木くんの死は他殺ではないと分かりましたが、結局、浮かび上がった柏木の人物像は、めちゃくちゃ嫌な奴だったということでした。
神原の悲しい生い立ちと、柏木の歪んだ性格がタイミング悪く出会い、生まれてしまった不幸だったのでしょう。
樹里は、そ大出の今までのいじめの反省を促すために最後まで嘘をつきとおしたことは分かりますが、結果、松子を死に追いやってしまった罪は重いと感じました。
本作での見どころは、中学生たち。法廷で背筋を伸ばし、真実に向き合う子どもたちの成長と、裁判の臨場感。
ただでさえシャンとした生徒たちは、受験勉強だけでは得られない経験値を得ることができたと思います。
そして、クサイものに蓋をしようとする隠蔽体質の大人たちも、子どもたちの姿を見て変わっていきます。
柏木の死は、最初に警察が下したものと変わらなかったけど、それぞれの登場人物の行動や気持ちが整理され、あたたかく迎える結末は満足のできるものでした。できました。
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